【笑い話】むかし、津田塾大学を本気で受験しようとしていた私のはなし

かぶとたいぞうです。

今日は書くことがないので、笑い話をします。笑い話と言っても、実際に私が体験した失敗談です。

津田塾大学と言えば、日本を代表する有名な女子大学ですが、むかし私は本気で津田塾大学を受験しようと思っていました。女子大とは知らなかったのです。



高校時代~就職

私は進学校に入学しましたが、家が貧乏で大学は諦めるよう親から言い渡されました。仕方がないので高校在学中はラグビーに明け暮れて勉強はまったくやりませんでした。

高校を卒業して飲食店で働きましたが、どうしても大学進学を諦められず、働きながら勉強して模擬試験を受けたり受験料や学費を貯めました。

大学のことはまったく知りませんでしたから、友人の助言にしたがって「蛍雪時代」という受験雑誌を立ち読みして、主だった大学の名前と偏差値、受験科目、大学所在地などを調べました。

津田塾大学

その時に知ったのが津田塾大学でした。聞いたことのない大学名でしたが偏差値がやたらと高く、挑戦する価値があると思ったのです。何となく光輝いていました。

模擬試験ではいつも第一志望に東大、第2志望に津田塾大学(文学部)と書いて、自分の実力を占いました。

最初のうちは不合格判定ばかりでしたが、勉強のコツをつかみ、模試の成績も徐々に上がっていき、とうとう津田塾大学の合否判定で絶対合格の判定をもらった時、私は津田塾大学を本気で受けようと決意しました。赤本を買い、過去の入試問題を解き、津田塾受験の準備を本格的に始めました。



女子大だった

しばらくしてその事を友人に話した時に、初めて津田塾大学が女子大だと知ったのです。友人は最初、私が冗談を言っているのだと思ったそうです。男が真顔で津田塾を受けると言っているのだから、今から思えば冗談にしか聞こえませんよね。

けっきょく津田塾は受験できませんでしたが、他に行きたかったまぁまぁの大学に合格できました。

大学に通うようになり、バイト先で津田塾に通う女子大生と知り合いました。その人に、実は私も津田塾を受験しようと思っていたと話して、大いに笑ってもらった記憶があります。

女子大の今

津田塾はその後偏差値がどんどん下がり、今では難関大学とは言えませんが、むかしは相当なレベルの女子大でした。きっと今は文学部が流行らなくなったのでしょう。それと女子大も流行らないのだと思います。

札幌にも藤女子大という名門女子大があります。かつては北大に受かった女子が北大を蹴って藤女子に入りました。しかし今では受験生も減り、それほどの難関大学ではないようです。



私の中の津田塾大学は今でも光輝いている

女子大は衰退しているようですが、私の中の津田塾大学は今でも光輝いており、私の憧れの大学なのです。

私の蛍雪時代(=苦学時代)の懐かしい思い出です。

ごきげんよう。


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