かぶとたいぞうです。
少子化対策といえば、いつも保育園や託児所の増加や充実が中心になりますが、少子化が進んでいる本当の理由はそんなことではありません。
みんな一番大事なことを無視しているように思います。みんな本当は分かっているのに、わざと無視しているようにも感じます。
少子化対策で一番大事なこと
その一番大事なこととは何か。
「子供は若い女性にしか生めない」ということです。
今も昔も生物学的には20歳からせいぜい29歳くらいまでが出産(初産)に適しています。現代人は成長が速いので出産適期のスタートはむしろ若年化していると思います。
矛盾する社会の動き
しかし、今の世の中の実態はどうなっているか。
- 世の中は女性の進学、就職を推奨しており、女性自身もそれを望む者が増えた
- 女性が大学を卒業したら22歳~24歳になる
- 就職先の企業は、採用したからには最低でも5年は働いてもらいたいと願う(昔は4大卒を避け短大卒を採用する会社も多かった)
- 女性自身も、せっかく大学を出たのだから、いい会社でしっかり活躍したいと願う
- どの企業も明言するしないにかかわらず、社内恋愛を疎ましく思っている
- 大学を出た女性が企業で5年働くと27歳~29歳になる
- 日本には婚外出産を認めない風潮がある
多くの女性が望む進学、就職コースはイバラの道
進学をせず、早めに結婚する人もいます。しかし多くの女性が望む進学、就職のコースだと20台後半でギリギリ結婚して即出産する以外ないのです。険しい道なのです。誰にでもできることではありません。
進学して就職して社会で活躍しながら、どうにか適齢期のうちに結婚して出産する。産休の後に会社に復帰するために夫も育児休暇をとり、幼い子供を託児所に入れて夫婦ともに働く。
現実的とは思えない
そんな想定がはたして現実的なのでしょうか。
家で料理を作ったり、子供と遊んだり家の中を掃除したりする余裕があるのでしょうか。夫婦ともにヘトヘトになってはいないでしょうか。そんなことで本当に母子のためになるのでしょうか。そんな状態で2人目の子供を作ろうという気が起きるのでしょうか。
いま流行りの「サスティナブル(持続可能)」な方法と言えるでしょうか。
すべての女性が働く必要があるのか
それに、進学せずに早く結婚した人も、家庭に入るよりは社会と繋がっていたいと言って仕事をする人が多いです。
短時間のパートならまだしも、フルタイムで働く人が多いのです。会社もそういう人を欲しがります。
今は労働人口が少ないので女性の就労パワーも必要ですが、「子供は若い女性にしか生めない」のです。若い女性に子供を産んでもらえば将来の労働人口は確実に増えるのです。
優秀な女性は社会で活躍したほうが良いかもしれないが
若い女性にはもっとのんびりさせてあげたほうが良いのではないでしょうか。時間に余裕がないと家庭は充実しません。
優秀な女性は社会で活躍したほうが良いですが、すべての女性が社会で活躍しなければならないのでしょうか。家庭で活躍する女性がいても良いのではないでしょうか。
家庭を作り守ることは有意義なこと
その事をもっと世の中が認めたり推奨しても良いのではないでしょうか。
家庭を作り守ることは、会社で働くこと以上に大事で有意義なことだと私は思います。
そのためには男がもっとしっかりしなければなりません。男は子供を産めないのですから。
男尊女卑?
これ以上書くと男女共同参画社会の理念に反するとか、男尊女卑だとか、封建的だ、前時代的だと言って騒ぐ人が出そうなので、このへんでやめておきます。
その事とは別に、もう一つ。
マッチングでは相手はなかなか見つからないと思います。
マッチングで恋愛相手が見つからない理由
若い男女は出会って、いいなと思って、お互い気になって、好きになって、恋愛をしてから相手のことを少しづつ知るのです。
リストの中から学歴、職業、年収などで相手を選んでも、恋愛になるとは思えません。
恋愛がなければ子供はできないのです。
せいぜい、老後の不安に備えるためのパートナーにしかならないでしょう。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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