かぶとたいぞうです。
最近、寝ていて変なことを思い出すことがあります。今朝もそうでした。
「あの時、失業保険をもらわなかったから今の自分があるんだなぁ」
今朝はそんなことを思い出しながら起きました。夢の中で思い出したのか、起きてすぐに思い出したのか分かりませんが、今でも正しい判断だったと思います。
28歳の時
28歳の時、私は会社をやめて自分の仕事を始めました。最初はまだ会社は設立せず、いわゆる自営業者でした。
来る日も来る日も営業活動しましたが、なかなか契約には結びつきませんでした。それを見ていた知人が私に入れ知恵をしました。
知人の入れ知恵
「失業保険をもらいながら営業すればいいじゃないか」
「もらえる権利があるんだからもらわなきゃ損だ」
「みんなもらっているぞ」
少し調べてみると
私もそうかなとも思いましたが、ハローワークに電話をして聞いてみると、失業保険をもらうためには不必要な講習を受けたり、アリバイ工作のためにどこかの会社に就職面談に行ったり、いろいろ嘘をつかなくてはなりません。
そんな嘘は付きたくないし、面談先にも迷惑をかけるし、そんな暇があったら正攻法で自分の仕事をしたほうがいい、一軒でも多く営業したほうがいいと思って、失業保険を諦めました。
失業保険を諦めたおかげで
3ヶ月後、苦労の末に初めての顧問契約を獲得し、その後も顧問先がどんどん増え、1年後には株式会社を設立できたのです。会社はその後30年間順調無事に存続し、今のリタイア生活が実現しました。
あの時、安易に失業保険に頼らなかったからこそ、背水の陣で本気の営業ができたし、人や政府に頼らない独立心も生まれたのだろうと思います。
+++
持続化給付金
コロナ禍に中小企業を存続させる目的で、いろいろな補助金制度が作られました。持続化給付金もその一つです。
ちまたには、聞き覚えのある言葉が飛び交いました。
「もらえる権利があるんだからもらわなきゃ損だ」
「みんなもらっているぞ」
私にも相談が来た
私のところにもメールで受給指南の相談が来ました。
でも私は「分からない」「やったことがない」と言ってすべてやんわりと断りました。
本心は、そんなものもらわないほうがいいと思っています。もし本気で事業を持続したいのなら、自分の力で営業努力して持続する以外に道はないからです。
持続化給付金の不正受給、逮捕者も
案の定、持続化給付金の不正受給が取り沙汰され、逮捕者も出ているようです。
私は自慢したくてこんなことを書いているわけではありません。ただ、どうしても伝えたいのです。
正々堂々と努力
正々堂々と努力しなければ、何らの事業も持続化することはできません。目先の損得より実力をつけることのほうが大事です。今まで小賢しいことをする人を何人か見てきましたが、その中に成功者になった人は一人もいませんでした。
それらのことは、いつの世にも当てはまる真実だと思います。
何かの縁
今朝はどうしてこんなことを思い出したのかよく分かりません。でもこれもまた何かの縁かと思い、今日のブログに書かせてもらいました。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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