かぶとたいぞうです。
世の中は非情です。ロシアがウクライナを侵略しているのに、日本株も米国株も爆上げしているのです。
なにも株式市場がロシアの侵略を歓迎しているわけではありません。ウクライナ情勢の結末が見えてきたから安心して株価が上がっているのです。
人間は今後どうなるか分からない時は不安になる
人間は今後どうなるか分からない時は不安になります。
ロシア軍が国境を超えてウクライナに侵攻し始めた時は株価がぐっと下がりました。今後どうなるか分からず不安になった人たちが株を売ったからです。
結末が見えてくると安心する
しかしロシアによってキエフが陥落される筋書きが見えてくると、今度は安心して下がった株に殺到するのです。
キエフが陥落してロシアによる傀儡政権が誕生したとしても、米国や世界経済に与える影響は限定的だからです。
昨夜の米国株は爆上げ
昨夜一晩でNYダウは2.51%、834ドルも上がりました。
私の保有株は、一昨日がっちり下がった分の反発もあって3.44%も上がりました。でも喜んでいいのか複雑な気持ちです。
NATOも米国もウクライナには手を出さない
NATOは加盟国の防衛のために増兵すると発表しましたが、ウクライナには派兵しないと改めて表明しました。米国は最初からウクライナには派兵しないと言っています。
ウクライナに加勢してロシアと戦っても何のメリットもないからです。
米国はもう「世界の警察」でない
米国はもう「世界の警察」を降りています。「アメリカ・ファースト」と明言しています。今のウクライナを見て明日の台湾、日本を想う人も多いのではないでしょうか。
世の中は非情です。ウクライナの人々が血を流している間に株価が上がっているのです。それが資本主義です。
私も自分の身は自分で守るしかない
私は何もできません。ウクライナの人々のために戦うこともできません。私も米国と同じように自分の身は自分で守るしかないと思っています。
だから私は現代の資本主義の仕組みに乗っかって、自分のために米国株長期投資を行なっているのです。配当で生きていくのです。
ウクライナへの加勢やロシアへの反発を声高に叫ぶのは結構ですが、今の日本には自分の身さえ自分で守れていない人たちがけっこういるのです。
いや、むしろ、自分のことさえできていない人ほど、声高に叫ぶのです。私はそういう人にはなりたくありません。
今後の米国株相場
さて、米国株相場の次の関心事は、3月に金利が0.25%上がるか、それとも0.5%まで上がるかに移りました。
それが決定するまでのしばらくの間、株価は堅調に推移するような気がします。
ごきげんよう。
【関連性の高い記事】
【SBI証券口座開設ページ】
この記事があなたのお役に立った場合、下の「いいね!」をクリックして頂けると、たいへんはげみになります。
【あわせて読みたい】
同じカテゴリーの最新記事5件
-
【株価と国際情勢】イランはイスラエルを本気で攻めるかもしれない。その時、日本はどうなる? -
【ドル/円為替レート】1ドル153円突破。円はいったいどこまで下がるのか -
【円相場のゆくえ】日銀のゼロ金利政策終了発表後も円安がぜんぜん止まらない真の理由 -
【米国株】かぶとたいぞう2024年3月1日時点の持ち株ポートフォリオと今後の方針 -
【CGC、キャノピー・グロース】株の売買で儲けようとして大失敗した恥ずかしい体験
「カブとタイ」をいつもお読みいただき、まことにありがとうございます。
著者かぶとたいぞう拝。
記事のカテゴリー/タグ情報