かぶとたいぞうです。
GOTOイートのポイント付与事業が終わったようです。「ようです」というのは、私もGOTOイートについてはよく知らないのです。
なんでも、GOTOイート事業には2種類あるらしいです。
2つのGOTOイート事業
一つは8,000円の食事券を買ったら10,000円分の食事ができる「プレミアム食事券」の販売です。額面は何種類かあるようですが同じ割引率です。これはテレビでもやっていました。でも限られたお店でしか使えないそうなので私は買っていません。
もう一つは今回終了した「ようです」が、ポイント付与です。
グルメ情報サイトに掲載された店を予約すると、次回「タダ飯」が食える
食べログやぐるなびやホットペッパーなどのグルメ情報サイトに掲載された店を予約すると、昼なら500円、夜なら1,000円分の食事券(実際には次回使えるポイント)がもれなくついてくるらしいです。
これを利用して10人の宴会を予約して1万円の食事券をこっそりゲットした幹事の話とか、くら寿司で毎回ポイントをもらって毎日ほぼ無料で寿司を食べまくった(無限くら寿司ループ)などの「武勇伝」、「手柄話」がネットで話題になりました。
GOTOイートのポイント付与事業は知らない人も多かった
でもポイント付与事業は知らない人も多く、最後までよくわからなかった人もいたようです。
「情弱」ではないはずの私も、GOTOイートのポイント付与事業に関しては最近までよく分かりませんでした。
そもそも私は食べログ、ぐるなび、ホットペッパーなんか利用しません。私が行くような店はそういうのには掲載されていないのです。
小賢しい人だけが「タダ飯」を食った
今回のGOTOイートのポイント事業は、仕組みをよく分かっていてうまく利用した小賢しい人だけが「タダ飯」を食ったと批判されているようです。
コロナ禍の「タダ飯」と言えば、タイにもありました。でも日本とはまったく違う種類の「タダ飯」です。
パタヤのコロナ禍での「タダ飯」
パタヤでは3月下旬からコロナ対策で飲食店や飲み屋、ホテルなどが全て営業禁止になりました。住民の80%以上が何らかの形で観光産業に関わっていると言われているパタヤでは多くのホームレスが出ました。仕事がまったくないのです。
そんな中、自分らも困っているはずの飲食店主や従業員が、無料のお弁当を作りホームレスたちに配りました。私はその姿を見て涙が出ました。
パタヤの「タダ飯」は善意によって成り立っていた
年配のファラン(ヨーロッパ人)がお弁当を無料配布している人たちのところへ走っていき、100バーツ(350円)札を渡しました。彼の行動力に感動しました。
私も真似をして持っていたお金を全て渡してきました。その時の私にできる精一杯でした。
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余裕のある人は無料弁当には手を出さなかった
その後もソイブッカオなどでお弁当を無料配布している店を見つけては、その時ポケットに入っているお金をできる限り寄付しました。私以外にも寄付している人はたくさんいました。
お金に余裕のある人はお弁当を受け取りません。ホームレスはたくさんいます。ホームレスに譲るのです。無料だからと言って余裕があるのに「タダ飯」に手を出す人は誰もいませんでした。私も一度ももらいませんでした。
民の力が付きると公が手を出した
7月。コロナ禍が長引き、飲食店自体がもうやっていけなくなり、お弁当の無料配布をするお店がだんだん減ってきました。すると、やっとパタヤ市がお弁当の無料配布所を作りました。
その頃私は日本に帰国しました。
+++
タイと日本の「タダ飯」のちがい
タイと日本。
いずれもコロナ禍の「コロナ対策」であり「タダ飯」の話です。でも内容はまったく違います。
GOTOイートを押し進めた前総理は「美しい国、日本」とか言ってました。
安倍前総理が作ろうとした「美しい国」とは
彼が作ろうとした美しい国とは、困っている人に無料の食事を提供する国ではなく、小賢しい人に「タダ飯」を食わして特定の広告代理店やIT業者、グルメ情報サイトを儲けさす国だったのです。
政府が小賢しいことばかりするので、国民も真似をするのです。
もし今回の「タダ飯」が困っている人にあたったのなら
ただ、もしコロナで本当に苦しんでいる人が、今回のGOTOイートのポイントを利用して無料の食事ができたのなら(政府の意図からは外れるでしょうが)少しは救済の役に立ったのかもしれません。
経済的に本当に困っている人がグルメ情報サイトで食事の予約をするとは思えませんが。
ごきげんよう。
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「カブとタイ」をいつもお読みいただき、まことにありがとうございます。
著者かぶとたいぞう拝。
記事のカテゴリー/タグ情報
タイと日本の「タダ飯」の違いの話しは、私もそのとおりだと思います。
しかし、批判されるとすればGo toイートだけでなく、Go toトラベルも同じようなものだと思います。
Go to イートもほとんどの店は昼食500円、夕食1,000円では食べることができないので、最低でも200〜300円の自己負担が必要です。例えばGo toイートで夕食を1,200円(ビール飲んで2,000円)で食べたとすると1,000円分のポイントが付くので補助率は83%(50%)になります。一方、Gotoトラベルの補助率は地域共通クーポンを含め50%です。Go toイートもGo toトラベルも、暇で小賢しい人が多額の利益を得ることができる点において50歩100歩です。
さらに小賢しい情報ですが、Go toトラベルは日帰りバスツアーも補助対象で沖縄県独自の補助制度もあり、例えば1万円の昼食付きバスツアーが2,500円になり、2,000円の地域共通クーポンももらえるので、実質500円です。
私は暇な年金生活者ですので、Go toで暖かい沖縄に長期滞在でき、バスツアーで安く旅行できるのは本当に有り難いです。それにGotoイートが終わっても、沖縄はお弁当がいろんなところで売っていて安くて内容も充実しているので助かります。
チェンきち樣
かぶとたいぞうです。
コメントありがとうございます。
私もGOTOトラベルを使わせていただいているので一言もありません。
医療従事者とか、忙しい人たちが恩恵を受けるようなものがあったらいいですね。