かぶとたいぞうです。
タイは4月から5月、つまり今の時期が一番暑いのです。
太陽の位置と季節の関係
6月から雨季に入るという理由もありますが、タイの緯度と太陽の位置にも関係します。
毎正午の太陽の位置は、夏至の日には北回帰、春分と秋分の日には赤道、そして冬至の日には南回帰線上にあります。
太陽はタイの真上を1年に2回通る
日本は北回帰線より北にありますので、夏至の日の太陽が一番高く、日照時間も一番長いです。それゆえ、夏至から数週間が一番暑いのです。
北回帰線は台湾の上空にあります。よって台湾も夏至の日の太陽が一番高く、正午には太陽は真上に来ます。
いっぽう、タイは赤道と北回帰線の間にあります。だから正午に太陽が真上に来る日が2回あるのです。日本のイメージで言えば夏が2回来ると言ってもいいかもしれません。
タイには真夏が2回ある
1回目は4月中旬、2回目は8月下旬です。赤道直下の国であれば、太陽が真上に来る日の間隔は半年ですが、タイは赤道より北なので真夏と真夏の間が4ヶ月しかありません。
だから1年の季節の移り変わりは複雑で、太陽の位置だけから見ると、
1月は冬、3月は春、4,5月は夏、6月は一回秋、8月にまた夏、10月はまた秋、12から冬、といった感じです。
タイの雨期と乾季
しかしそれに雨期と乾季が加わるのでいっそう複雑になり、乾季の終わりである4,5月が年間で一番暑く、雨期真っ只中の8,9月はむしろ涼しいのです。
前置きが長くなりましたが、そういう理由でタイでは今がスイカの旬なのです。日本の7月8月と同じです。蚊もよく出ます。蚊取り線香も炊いてます。まさにスイカを食べる雰囲気です。
一気に市場に出る旬のスイカ
日本と同じで、旬のスイカは一気に市場に出てきます。その圧倒的な存在感は市場に賑やかな彩りを添えます。
タイでは旬のスイカが25バーツ
1玉25バーツ(約80円)です。
日本のスイカに比べると少し小ぶりで長ひょろく、ちょうどラグビーボールのような大きさと形です。
自炊が好きで、日本に売っていない野菜なども積極的に買って料理する私ですが、今までスイカだけはタイでは買ったことがありませんでした。大きすぎて一人では食べ切れないと思うからです。
タイのスイカを初めて1玉買ってみた
でもタイの今の時期のスイカは一玉25バーツ(約80円)です。買わない手はありません。食べきれなかったら捨ててもいいと思って買ってみました。もちろん3日かけてすべて食べましたが。
割るとスイカの中は真っ赤です。けっこう甘くて美味しいです。食べやすいように小さく切って冷蔵庫で冷やして毎日食べました。
タイのスイカは日本のスイカの5分の1以下の値段
タイのスイカは日本で売っている大きめのスイカに比べ、容積(=重量)は半分ぐらいです。しかし値段は5分の1から10分の1程度です。
日本ではいくら安い時でも、1玉800円(半玉400円)が限界でしょう。それでもタイより5倍も高いのです。
コロナ規制のお陰でスイカを食べることができたのかも
コロナ騒動で最近はめっきり家で食べることが増えました。毎日同じ献立だと飽きるので、いろいろな食材を試しています。
スイカを買って家で食べる気になったのもコロナで自炊が増えたお陰かも知れません。
今までスイカを1玉買って食べようとは思わなかった
去年のこの時期も今と同じアパートに住んでおりました。キッチン付きです。しかし今ほど手のこんだ料理は作りませんでした。夜はほとんど外で食べていました。
スイカなどはどこかのレストランにあれば食べたかもしれませんが自分で1玉買って家で食べようとは思いもよりませんでした。
コロナ規制で自炊をすると身近な発見
コロナ規制で自炊が増えると身近な発見もあるのですね。
さらなる発見を見ざして、今まで買ったことのないフルーツや野菜にも挑戦してみます。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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