かぶとたいぞうです。
私はタイにいるとケチになります。いや、タイに限らず外国にいるとすごくケチになります。おそらく大学時代に初めて行った米国での貧乏旅行を思い出してしまうからだと思います。
大学時代の初渡米
大学2年生の時に金もないのに渡米しました。後半は持ち金が尽き、半分野宿生活でした。
1日1ドルで生活したこともあります。金はないけど少しでも長く米国に留まりたかったのです。当時は日本のパスポートがあれば、米国にはビザ無しで6ヶ月いることができました。期限ギリギリまで米国にいたかったのです。
海外でいかに金を使わないで生活するか
毎日いかにお金を使わないで生活するかばかり考えていました。
大学を卒業して社会人になり、ある程度お金が自由になっても、海外旅行に行くと金銭感覚が大学時代に戻り、少しでも安いホテル、少しでも安いお酒、少しでも安いレストランを探す癖が蘇りました。以来、海外に出ると必ず大学時代の貧乏旅行の感覚に戻るのです。
タイに限らず、どの国に行ってもそうなります。米国でもヨーロッパでも中南米でも。
パタヤでは3バーツのために歩いた
パタヤにいた時は、たった3バーツ(10円)安いというだけで、わざわざ遠いスーパーマーケットまで歩きました。
運動を兼ねてちょうど良いとも言えますが、本当は金銭感覚がケチになっているからなのです。
日本にいたら10円20円高くても買ってしまう
それが日本に帰って来たら、10円や20円の違いでわざわざ遠くまで歩く気がしません。特に酒や飲料などは重いので、少々高くても近所で買います。
同じ人間なのにパタヤと札幌ではまったく金銭感覚が変わってしまうのです。
ススキノからタクシーで5千円
先日帰国して初めて友人たちとススキノで飲みました。タイの女性の話で盛り上がりました。
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帰りはタクシーで帰ってきました。深夜割増がかかって約5千円でした。
あらためて考えると5千円は1,500バーツ
まぁ、かかるものはしょうがないとその時は思いました。でも今思えば5千円と言えば約1500バーツです。パタヤからバンコクまで2時間近くタクシーに乗っても千バーツで済みます。ススキノから自宅まで30分の距離で1500バーツもかかったのです。
パタヤにいたら絶対にしないことです。ソンテウのやっている時間に帰ります。
海外でケチになるのは防御反応か
海外にいると金銭感覚がケチになるのは防御反応かもしれません。
大学時代に異国の地で金がなく、とても心細い思いをしました。その感覚が骨身に染み付いており、今でも海外に出ると身が引き締まるのかもしれません。まんがいち金が無くなったら大変な目に合うという恐怖が蘇えるのかもしれません。
日本だと無防備になる
それにひきかえ日本だと、どんな事があっても命までは取られません。必ず誰かが助けてくれます。だから過信して油断して気が大きくなるのだと思います。
でも本当は日本でこそケチになり、パタヤでは少し贅沢をしたほうが得かもしれません。
日本でケチってタイで贅沢したほうが本当は得
日本だと何でも高く、そのうえ消費税まで取られます。「お金を使ってやろう」という気がぜんぜん起きません。
タイだと何でも安く、多少贅沢をしても知れています。
日本だと居酒屋で少し飲んでも2千円では足りません。最低3,000円(1,000バーツ弱)はかかるでしょう。
パタヤの居酒屋で十分飲み食いしても500バーツ(1700円)でお釣りが来ます。
どっちで贅沢したほうが得かは明らかですよね。
日本ではお金を使わないよう気をつける
帰国してからけっこう散財してしまいました。東京での帰国後隔離でけっこうお金を使っちゃったから「もうどうでもいいや」という気持ちになったのかもしれません。
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次回のパタヤ行きのために、日本ではあまりお金を使わないように気をつけます。どうせコロナが怖いので、あまりいろいろな所へ行きたいとは思いませんから。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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「ケチ」は「俺の会社のDNAだ」という会社の社長に声を掛けられ、4年間取締役を務めました。その社長の口癖は「俺はケチだけどシブチンじゃないよ」です。私が「関東では同じですが?」というと、「馬鹿言うんじゃない!」。ケチは「使わなくてもいいものは使わない」。「こりゃ良いでしょ・・・」、「そりゃいいですね」と私。「シブチンは使わなくてもいけないお金、これを使わない人のことを言うのだよ」。なるほど・・・私はすっかりこの社長に惚れて、今でも、付き合ってます。
高橋さん、コメントありがとうございます。