かぶとたいぞうです。
タイにいて、前から疑問に思っていたことがあります。タイの一般庶民はいったいどこで買い物をしているんだろう、食堂はどこで食材を仕入れているんだろう、と。
タイのスーパーは生鮮品が意外と高い
と言うのは、実はタイのスーパーとかで売っている食品は意外と高いのです。とくに野菜や果物はびっくりするぐらい高いのです。生鮮市場なら少し安いですが、それほど安いわけではありません。
逆に一般食堂で安いものを注文して食べたほうが安くつきます。きっとどこかにタイの人たちが利用する市場があるのだろうと思って探しましたが、どこにも見当たりません。探し方が足りないのかもしれませんが。
生鮮食品が比較的安いマクロというスーパーでも、鶏のもも肉を一塊(1本分)買うと40バーツくらいします。それを自分で料理すると食用油なども使うので40バーツを超えます。
ところが安い食堂や屋台に行けば、同じような鶏肉が40バーツで買えるのです。どこかから20バーツくらいで仕入れなければ商売が成り立ちません。
行商人の存在
で、最近分かったのですが、ローカル地域には車で食品を売る行商人がいるのです。
私がよく行く庶民食堂では、夕方の早い時間からビールを飲んでいると、行商に出くわします。行商の車が来ると近所の奥さんたちが出てきて商品を見たり買ったりします。
いつもは自分には関係ないと思って無視していた私でしたが、最近は興味を持って奥さんたちと一緒に商品を見ます。なんとスーパーや市場より安いのです。
行商ですからその日によって品物が違います。スーパーなどと違って定番商品はありません。出物(でもの=その時々の安く仕入れることのできたもの)を仕入れてきて売っているので安いのです。
野菜なんか、トップスマーケットで60~80バーツで売っているようなものが20バーツです。
ホロ(布の屋根)を付けた平ボディーの中型トラック満載なので、けっこういろいろなものがあります。肉や魚もあります。タイの人は行商からその日の「出物」を買っているのです。
行商は複数来ます。果物専門の行商も来ます。農家の人が直接売りに来ているのか、それとも業者が「出物」を安く仕入れて売っているのか分かりませんが、とても安いです。
パタヤサウスロードの比較的安い生鮮市場で1k50バーツで売っているマンゴスチンが3kで100バーツです。店の常連客が3k買って、みんなに配ってくれました。実は大粒で、しっかりしていました。
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タイの庶民の買い物の場は他にもあるのかも知れませんが、少なくともパタヤのローカルエリアでは、安い食品を売りに来る行商人がいて、庶民はそれをメインに利用していることが分かりました。
酒屋の存在
食堂は酒屋が酒のほか食料品も運んでくるようです。値段は分かりませんがきっと安いのだと思います。私のよく行く食堂はチャンビール大瓶を60バーツで出していますが、セブンイレブンで買っても56バーツするものを60バーツで売って儲けが出るわけがありません。少なくとも50バーツ以下で仕入れていると思います。
肉なんかも酒屋から安く仕入れているのではないでしょうか。けっしてスーパーから買ってくることはないと思います。
タイの一般庶民や食堂は、外国人観光客が利用する買い物の手段(セブンイレブンやスーパーなど)とはまったく別の買い物手段を持っていたのです。観光客には分からないルートです。
ローカルエリアに長くいるといろいろなことが分かってくるものですね。
以前何も知らずに、ノースパタヤのセカンドロードにあるBig C(ビッグC)で高いものを買わされていたのが懐かしいです。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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