かぶとたいぞうです。
ここパタヤでは毎日夜になると大きなゴミ収集車が来てゴミを運んでいきます。ゴミ収集車が通る時間になると臭いです。
パタヤのゴミは分別がない
日本と違って分別はありません。生ゴミでもビール瓶でもペットボトルでも全部一緒です。
1台のゴミ収集車に5人くらいのゴミ収集員がついています。家の前とか店の前の道端に大きなゴミ箱を出しておけば、ゴミ収集員が勝手にゴミを収集車に入れてくれます。そしてゴミ箱は道端に戻してくれます。ゴミステーションなどありません。収集員が各家のゴミを収集してくれるのです。
タイのゴミ収集員の仕事はたいへん
ゴミ収集員の仕事はたいへんな仕事です。生ゴミもあるので臭いです。タイは気温が高いから1日で生ゴミは腐敗します。
腐敗したゴミが夜中臭かったら眠れません。それで毎日夜のうちに収集するのでしょう。
パタヤには若い女性のゴミ収集員がいる
ところがゴミ収集員の中には若い女性もいるのです。5人中1人か2人は若い女性です。男性も若い人ばかりです。
さぞかし給料がいいのだろうと思って地元の人に聞いてみたら、1日6時間程度の労働で1日の給料は300バーツ(約1000円)だと言うのです。日本の時給程度です。
パタヤのゴミ収集員の日給は1000円
毎日働いても1か月9000バーツ、約3万円にしかなりません。
タイの物価は贅沢品、輸入品をのぞけば日本の3分の1程度です。つまり普通に生活をすれば日本で言うと月収9万円ぐらいの生活ができるくらいの給料水準なのです。
タイには今でも月収1万バーツ(約36,000円)程度の労働者はいるので、ゴミ収集員の給料が極端に安すぎるとは思いませんが、私なら絶対にやらないだろうと思いました。
300バーツは一晩のビール代
職業を軽視しているわけではありませんが、私にとって300バーツと言えば一晩のビール代です。ゴミ収集員になるくらいならビールを我慢します。
地元の人の話によると今ではタイ人もやりたがる人が少なく、カンボジアから出稼ぎに来た人たちのおかげで成り立っていると言うのです。
タイでは外国人の労働を厳しく制限しているが
日本人を含めて外国人がタイで働くには厳しい条件があります。タイ人の労働を外国人に奪われないようにするためです。
しかしカンボジア人に関してはゴミ収集員の仕事を含めてタイ人がやりたがらない仕事、3Kの仕事、人手不足の職種に限り、政府も積極的に許可しているのだそうです。
タイでも3Kの仕事は移民に委ねられている
毎日ゴミを運んでくれるゴミ収集員。彼らのおかげでパタヤの人々は快適な生活をおくることができるのです。
しかし 3Kの仕事はタイ人もやりたがりません。それでもっと物価の安い隣国の労働者に委ねているのです。
日本もいつかそうなるのでしょうね。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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