かぶとたいぞうです。
ネットニュースなどを見ると毎日新型コロナの話題ばかりで恐ろしくなりますが、日曜のパタヤビーチはのんびりです。
中国人団体客がいなくなってのどかになったパタヤビーチをファランが楽しむ
中国人団体のいなくなったパタヤビーチはとてものどかな雰囲気で、ファラン(ヨーロッパ人)たちが1日中ビーチを満喫しています。
そのすぐ隣では、地元タイ人のお母さんたちがアサリ獲りをしています。
パタヤビーチでアサリを獲る地元タイ人のお母さんたち
どちらも見た目にはのどかですが、地元タイ人のお母さんたちは必死です。
パタヤビーチのアサリ獲りは食べるため
彼女らはレジャーでアサリを獲っているわけではありません。自分たちが食べるためにアサリを獲っているのです。
獲ったアサリを砂出しした後、濃い味付けで煮付ければ当面のご飯のおかずになるのです。
パタヤ大失業時代
パタヤは観光中心の街です。ホテル、レストラン、ゴルフ場、レジャー施設、バービア、ゴーゴーバー、マッサージ店、それら観光産業または関連産業で働く人たちはパタヤの全人口の8割にも及ぶと言われています。
今、その殆どの人たちは解雇、または一時休暇(無給)中です。収入が全くありません。パタヤでは貯金などまったくない人たちが多いようです。
お金がないので食べ物も買えない
スーパーマーケットも市場もコンビニも開いていますがお金がありません。だからパタヤビーチでアサリを獲るのです。
お母さんたちは子供に食べさせなければなりません。必死です。
タイでは早くも失業者救済のための現金支給開始
日本でも庶民の救済案として現金を支給する案が出ているようですが、こちらタイの政府はやることが早いです。
職を失った者に1律5,000バーツ(17,500円)を3ヶ月にわたって払う事を直ちに決めました。3ヶ月で52,500円。タイの物価は日本の3分の1程度なので、日本の157,500円相当です。
申請殺到でネットが一時麻痺するも、することが早い
支払い手続きも昨日から政府系の金融機関で開始しました。あまりにも申し込みが殺到したため、登録手続きのWEBサイトが一時繋がらなくなったらしいですが、タイの実行力には脱帽します。
未だに支給対象者が決まらず、支給は早くとも5月以降になるとか言っている日本とは大違いですね。
1ヶ月5,000バーツはタイでは生きていく最低限のお金
現金支給は開始されましたが1ヶ月5,000バーツは生きていくギリギリのお金です。
私が今住んでいるアパートの家賃が10,000バーツです。タイ人が多く住む近所の安いアパートでも1ヶ月4,000バーツくらいはします。
5,000バーツで生活するとしたら、何人かで安いアパートを借りて一緒に住むしかありません。
それでもどうにか生きてはいけます。
1ヶ月5,000バーツは生きていく最低限の救済なのです。
サバイバル時代の到来
でも3か月後のことを考えるとみんな不安だと思います。
だから賢いお母さんたちは今のうちにパタヤビーチでアサリを獲っているのです。
サバイバル時代の到来です。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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