チェンマイ:暮らす、住む、生活の場所としての長所・短所、総合評価

かぶとたいぞうです。

チェンマイで暮らし始めて、ほぼ1ヶ月が経ちました。住む場所としてのチェンマイの総合評価をしてみたいと思います。





住む場所としてのチェンマイの長所

  1. 家賃が安い
  2. 物価が安い

順に説明します。

1.家賃が安い

おそらくこれがチェンマイで暮らす最大、最高のメリットだと思います。

前回、私はパタヤでサービスアパートメント、およびホテルのマンスリー借りの料金を調べて歩きました。結果として、ソイ・ブッカオ(ブッカオ通り)やサード・ロード付近まで調べても、1ヶ月の家賃が1万バーツ(約3万5千円)を切る物件は滅多にありませんでした。

11月に入ったら、またパタヤに移動して再度家賃調査をする予定です。しかし、歩いて海まで行ける範囲内で安い物件を探すのは難しそうです。

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ところが、ここチェンマイなら、それほど不便でない場所でも、普通に1ヶ月5千バーツ(約17500円)くらいのサービス・アパートメントが簡単に見つかります。1ヶ月4500バーツもありました。もちろんエアコン付です。

家賃は毎月固定費としてかかる費用ですから、生活するうえでとても重要です。

パタヤ以外の町は調べていません。もっと辺鄙な地域で、もっと家賃の安い町もあるでしょう。でも、町の規模と利便性を考えると、チェンマイは家賃が安い方だと思います。

家賃を重視すると、チェンマイは住むのに最高の環境と言えるでしょう。



2.物価が安い

物価はパタヤより確実に安いです。パヤタのビーチロード付近はそもそも物価が高いので除外しますが、少し奥に入ったパタヤのローカル地域の物価と比べてもチェンマイのほうが少し安いです。

イメージをつかむために例示すれば次のような感じです。

パタヤ チェンマイ
屋台の麺 40B 30B
おかず1食 30B 20B
カオマンガイ 50B 35B
食堂でビール大 80B 65B

セブンイレブンで売っているようなもの、外国製品、全国流通している大メーカーの商品などはパタヤもチェンマイも同じ値段です。

物価の安さは家賃ほどのインパクトはありません。総合的に見るとパタヤと比べて、2~3割安いといった感じです。

チェンマイには「もともと安いもの」が売られています。

たとえば、地元の人が飲む安い酒、焼酎などは、パタヤではなかなか発見できません。セブンイレブンばかりで、ローカルな酒屋があまり無いからです。

ところが、チェンマイにはローカルな住民や学生が大勢住んでいますから、ローカルな酒屋でローカルな安い酒を買うことができます。

チェンマイのローカルな安い酒

たとえば、これがそうです。何と言う酒か分かりません。大きさはビール大瓶とほぼ同じ四合瓶弱。アルコール度数は28%。酒屋のオヤジが言うには「ホワイト・ウィスキー」。味は安い焼酎に近いです。値段は65B。

これ1本あれば、けっこう酔えます。ジュースと割るとカクテルになります。安く酔うにはいい酒ですが、パタヤでは売っているのを見たことがありません。きっと私が知らないだけで、パタヤにも売っているのだと思いますが。

チェンマイにはこのような「もともと安いもの」「ローカルなもの」が普通に売られているので安く済ますことができます。

それらの要素も含めて、総合的に見るとチェンマイはパタヤと比べて、2~3割物価が安いといった感じです。

住む場所としてのチェンマイの短所

  1. 暴走族がうるさい
  2. 娯楽があまりない


1.暴走族がうるさい

日本でも田舎に行くと今でもうるさい暴走族がいます。暴走族と言っても徒党を組んで悪いことをする訳ではありません。深夜、爆音を立てて走るバイクがとてもうるさいのです。

夜遅く、みんなが寝静まっているのに、通りを爆音を立てて走ります。何がいったい不満なのか、世間に恨みでもあるのか、「これでもか、これでもか」と言うようにワザと大きな音を立てます。改造バイクです。マフラーの消音機も外しています。あまりにもうるさいので殺意さえ覚えます。

パタヤもバイクは多いです。でも、パタヤには通算1年間近く泊まりましたが、うるさいバイクは見たことがありません。

チェンマイには何かに対する不満を、爆音と言う迷惑行為で発散させたい若者が多いのでしょうか。

2.娯楽があまりない

住むにはメリットの多いチェンマイですが、娯楽はあまりありません。娯楽が無いから暴走族がうるさいのかもしれません。

娯楽が無いというのはデメリットとして取り上げましたが、よく考えると、お金を使わずに済むというメリットなのかもしれません。

チェンマイに住んで1ヶ月が経ちますが、ワクワクするような体験は何もありませんでした。ただ毎日生活をするだけです。

私の場合は、米国株をやったり、このようにブログを書いて時間を費やすことができるので退屈はしません。

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また、歩くのが好きなので、ただ歩いているだけでも充実します。でも何の趣味も無く、することが何も無い人にとっては、チェンマイは退屈な町かもしれません。

娯楽が無いことは年をとればあまり気にならなくなると思います。年をとるとあまり飲み歩いたりもしなくなりますから。でも、若い人なら退屈に耐えられないかもしれません。



終の棲家(ついのすみか)としてのチェンマイの総合評価

安く生活するならチェンマイですね。特に年をとればとるほど、チェンマイの価値は高まります。

老夫婦2人で暮らすケースだとメリットがさらに高まります。家賃が安いので生活に余裕が出ます。

チェンマイなら老夫婦2人で1ヶ月7万円~8万円で生活ができると思います。

これがパタヤだと、どんなにがんばっても2人で1ヶ月10万円を超えると思います。ちょっと油断すると15万円くらいかかりそうです。

チェンマイで暮らして生活費が浮けば旅行もできます。チェンマイを拠点にパタヤなどタイの他の街やラオス、カンボジアなどの隣国を旅するのもいいでしょう。

チェンマイは飛行場が近いのもメリットのひとつなのです。

タイへの移住を考えている人の参考になれば幸いです。

ごきげんよう。


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著者かぶとたいぞう拝。


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