かぶとたいぞうです。
8月30日、週末の米国株式市場はNYダウが続伸し、前日比228ドル高の4万1563ドルの史上最高値で終了しました。前日に続き、2日連続の最高値更新です。
米経済が底堅さを保つなか、FRBの9月利下げが確実視されての好調だと思います。
7月の米個人消費支出
8月30日の朝に発表された7月の米個人消費支出(PCE)物価指数は前月比で0.2%の上昇でした。これもFRBが9月から段階的に利下げを開始するとの見方を支持する内容でした。
米国の段階的な利下げが経済を支え、米国経済はソフトランディングに向かうという楽観的な見かたが体勢を占めたようです。
米国株は今後も上がり続けるのか
米国株は今後も上がり続けるのか。
いいえ。そうとは限りません。というか、誰にも分かりません。
大勢が「上がる、上がる」という時は、往々にして下がるものです。
大勢が「下がる、下がる」という時は、往々にして上がるものです。
それが相場です。
なぜか。
なぜ相場は世間の予想の逆をいくのか
世の中には、心に思ったことを口に出す人と、そうでない人がいます。
大勢が「上がる、上がる」と言っていても、その影には口には出さないが「下がる」と思っている人が同じくらいいるのです。だから売買が成立して値が付くのです。
市場参加者全員が上がると思っていたら売る人がいないので売買は1株も成立せず、値が付くはずがないのです(厳密には先物売りの人が売る場合があります)。
声の大きい人の影響を受ける
昨夜の米国株市場にも、買った人と売った人がほぼ同数いたはずです。
その中で「上がる、上がる」と言った人の声が大きかっただけなのです。
声の大きい人の影響を受けて買った人も多かったと思います。そして今後も声の大きい人の影響を受けて買う人が増えると思います。
無言で売る人もたくさんいる
声が大きいだけなのです。逆に声を出さないだけで、反対の立場の人もたくさんいるはずです。
そして声の大きい人が「上がる、上がる」と言っていた時に株価が下がったら影響を受けて買った人がこう言うのです。
「みんなが上がると言っていたのに下がった」
世論は声の大きい人の影響で作られる
実はみんなではなく、単に声の大きな人、思ったことを口に出す人、その尻馬に乗る人の声を聞いていただけだったのです。
どんな場合でも、株が上がる理由と同じくらい株が下がる理由も存在します。
エコノミストは結果輪だけ
エコノミストは上がった後には上がった理由を解説し、下がった後には下がった理由を解説します。でも今後のことは分かりません。
もし分かっていたら、エコノミストはすぐに億万長者になってエコノミストの仕事をやめるでしょう。
相場とはそういうものです。
やるなら相場とは無関係の米国株長期投資
株の上がり下がりにかけてもなかなか勝てません。
米国株長期投資なら、株が上がろうが下がろうが、まったく関係ないのです。
時間はかかりますが勝率はかなり高いです。目的は配当だけですから、配当をきちんと出す、潰れない優良企業に投資すれば堅いです。
米国株長期投資をおすすめする
私が常日ごろ米国株長期投資をおすすめする所以です。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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