かぶとたいぞうです。
昨日は久しぶりにお風呂を沸かして早い時間から入りました。お風呂はやっぱり気持ちがいいです。
「久しぶりにお風呂に入った」と聞くと「汚い奴だ」と思われるかもしれませんが、私はシャワー派なのです。若い頃からそうでした。だからタイに住んでいる時も毎日シャワーだけで問題ありません。
日本人はお風呂
でもやっぱり私も日本人なのですね。たまにはお風呂にゆっくり浸かりたくなります。
最近は一週間に1回か2回お風呂を沸かしています。冬のお風呂はまた格別です。
昨日は熱いお風呂だった
昨日のお風呂は少し熱めでした。水を足して埋めようかなとも思いましたが、「熱いのもまた良し」と思って埋めませんでした。
熱い風呂にドボンと入った瞬間はしばらく息もできません。体を動かさずじっとしているしかありません。熱いし苦しいのですが、だまって耐えるのです。
苦しみがやがて幸せに変わる
そしてそれが次第に快感に変わるころ、やっと息をついて、なんとも言えぬ幸せ感に浸るのです。
「おおー」と思わず声が出てしまいます。
これぞ「湯に浸かる思い」です。
少しでも体に悪いことをすべて排除する風潮
最近は、「熱い風呂は体に悪い」とか「急死の危険がある」とかうるさいことを言う人が増えてます。
やれ、なになには体に悪いとか、やれ、なになには寿命を縮めるとか。
ちょっとでも寿命を縮める可能性のあることをすべて排除して、そんなに長生きしたいのでしょうか。
時には苦に身を任せることも必要
人生楽あれば苦あり、苦あれば楽あり。
時には苦にも身を任せ、だまって耐える必要があります。苦しんだ後に幸せを感じるのです。
何もかもが常に最適なら、熱いも冷たいも、快も不快も、良しも悪しも、幸も不幸も、善も悪も、天国も地獄も、何も分からない人間になってしまいます。
昨日は熱い湯に浸かりながら、そんなことを考えていました。
窓の外は雪。雪の重みに耐えながらも緑を残す庭の松を見ながら、風呂上がりに冷たい日本酒をきゅーっと一杯。
感無量です。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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