パタヤが人をひきつけて離さない8つの「自由」な雰囲気

かぶとたいぞうです。

パタヤという町には人をひきつけて離さない何かがあります。私も初めてパタヤを訪問して以来、その何かにひかれて、もう20回以上は訪問しています。

パタヤの魅力、それはパタヤがかもし出している「自由」な雰囲気にあるのではないかと思います。



パタヤがかもし出す「自由」な雰囲気はいったいどこから生まれて来るのか。私なりに考えてみました。



1.パタヤは風がいい

パタヤもそうとう暑くなりますが、海があるので風がふき抜けます。昼間は灼熱の太陽が出ていても、夕方になると涼しくなります。バンコクのような盆地的、内陸的な蒸し暑さはありません。

ベタベタしない、さらっとした空気が「自由」な雰囲気を出しています。

2.パタヤは海がいい

やはりパタヤの魅力は海です。海ならどこにでもありそうですが、バンコクにもチェンマイにも海はありません。海があるというだけで、なにか開放的な気分になります。特にヤシの木の茂るパタヤのビーチロードは、歩くだけで「自由」な気持ちになります。



3.パタヤは物価が安い

同じように海があっても、プーケットは観光地過ぎて物価が高いし、クラビ近郊も物価が高いです。だいたいビーチリゾートは物価が高いのですが、パタヤはバンコクから近く流通も発達しているからか、物価が比較的安いのです。

チェンマイほど安くはないですが、サードロードやブッカオ通りなど奥のほうを探索すれば、安い飲食店や安い物販店があります。

物価が安いことがすなわち、経済的な「自由」をもたらすのです。高ければ「不自由」です。

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4.パタヤはアウトロー、世捨て人のたまり場

第2次世界大戦とベトナム戦争時代、パタヤの南にあるサッタヒープのウタパオ空軍基地を米軍が使用し、パタヤは米国軍人の保養地として開発されました。

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ビーチには米軍向けのゴーゴーバーや売春宿などもたくさん開発され、全国から若い女性が出稼ぎにきました。ベトナム戦争後はヨーロッパ人が集まり、現在に至っています。

パタヤには昔から「享楽的」、「放浪的」、「開放的」、「アウトロー的」なイメージがあり、それらの要素を求める人たちが集まります。

私もどちらかと言うと昔からアウトロー的な生き方をしてきたので、パタヤの雰囲気は私には魅力的なのです。パタヤにはアウトロー的な「自由」があります。



5.パタヤはファラン(欧米人)が多い

タイには欧米人が多くいます。オーストラリア人もいますが、遠くヨーロッパからもリタイヤ組みがたくさん来ています。タイはアジアのど真ん中なのに、どことなく欧米の香りがする国なのです。

そのなかでパタヤ、特にブッカオ通り付近には、世捨て人のような初老の欧米人がたくさん住み着いています。

彼らは安宿や安アパートに住みながら、その日暮らしで余生を楽しんでいるようです。

彼らの多くは年金をもらいながら、のんびり暮らしていますが、中には文字通り故郷を捨て、家族を捨て、世捨て人になってパタヤのブッカオ通りをさまよっているような人もいます。

でも、彼らはたいてい穏やかでふっきれたような顔をしています。のんびりしています。彼らファラン(欧米人)の存在もパタヤ独特の「自由」な雰囲気をかもし出しています。

6.パタヤ女性には全てを受け入れる包容力がある

タイ人は仏教徒だからか、とても大らかで、すべてを受け入れ、全てを包み込むような包容力を持っています。

特にパタヤの女性は、いろいろな事情をもってパタヤに集まるアウトローたちを上手に手なずけます。昔から外国人に接しているので手馴れたものです。

ホテル、サービスアパートメント、飲食店、物販店、マッサージ、飲み屋・・・およそ私たち外国人が行くところは全てタイの女性の働き場です。私たちが接するパタヤのタイ人といえば、たいていパタヤの女性なのです。

そのパタヤ女性のあっけらかんとした包容力、たくましさ、したたかさ、冗談を言って笑う明るさが「自由」な雰囲気をかもし出しているように思います。



7.パタヤには、混沌の中に自然の秩序がある

アウトローの集まるパタヤですが、意外と治安が良いのです。

パタヤ女性の持つ、大らかさ、たくましさ、手馴れた外国人扱いの手腕が、アウトローたちを手なずけておとなしくさせているのかもしれません。西部劇に出てくる酒場の女主人のように。

自由人が多いパタヤですが、お互い一定の距離感と節度を持って接しているので、喧嘩もないし、強盗やスリなどの犯罪もほとんど無いように思います。

アウトロー的な雰囲気があるのに、一定の秩序が保たれているところが安心で「自由」なのです。

8.パタヤには他人と一定の距離を保つ自由がある

自由人が集まるパタヤでは出会いもあります。私もよく安い酒場で隣の初老のファラン(欧米人)と話が弾む事があります。

でもどんなに意気投合しても、その場限りの付き合いです。再開したら声をかけて、また世間話をします。

お互い同じところに長く住んでいると何回も顔を合わせるので、けっこう親しくなりますが、深くは付き合いません。

お互いに楽しい時間を共有するけれど、一定の距離を保つ。それが「自由」の条件なのです。

人と関わりすぎると「自由」が奪われます。また、旅先で会った人に心を開くと危険が伴います。

仲良くなったからと、うっかり自分の部屋にあげたりしたら、どんな事件にまきこまれるか分かりません。

パタヤの自由なアウトローたちはそれを知っていますから、親しくなっても必要以上に接近はしないのです。お互いの「自由」を尊重しているのです。

 

このようにパタヤには「自由」な雰囲気がそろっているのです。

ごきげんよう。


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著者かぶとたいぞう拝。


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