かぶとたいぞうです。
昨夜の米国株は下がりました。
終値の前日比は、NYダウで-1.05%、S&P500は-1.45%、ナスダックは-2.18%、かぶとたいぞうポートフォリオは-0.16%でした。
ナイキの反動にしては下がり過ぎ
一昨日はナイキの好決算を快く思い、つられて全般的に米国株が上がったので、その反動だと思いますが、それにしては少し下がり過ぎです。
やはり米国株が下がりやすい環境になってきているのかもしれません。
裏目、裏目
今は何でも裏目に出ます。良い経済指標が出れば、「米経済は追加利上げにも耐えられるほど強固だ。だから利上げが続く」と受け止められ株価が下がり、逆に悪い経済指標が出れば「やっぱり米国経済は景気後退している」と受け止められ株価が下がるのです。
失業保険申請件数もGDPも良いが
昨夜発表された直近の新規失業保険申請件数は、予想を下回る増加にとどまりました。労働市場の堅調ぶりがあらためて分かったのです。
また、7~9月(第3四半期)の米実質国内総生産(GDP)確定値は、個人消費の上振れを背景に改定値の2.9%増から3.2%増に上方修正されました。米国の個人消費はいまだ好調なのです。
すべて裏目に
これら好調な経済指標はすべて「米経済は追加利上げにも耐えられるほど強固だ。だから利上げが続く」という理由付で、株価が下がる原因にされたのです。
いっぽう、昨夜はメモリーチップメーカーのマイクロン・テクノロジーの四半期決算が悪かったのですが、これは「やっぱり米国経済は景気後退している」という理由付で株価が下がる原因となったのです。
株価が下がる時は、どんな理由をつけてでも下がる
株価が上がる時は、どんな理由をつけてでも上がります。逆に株価が下がる時は、どんな理由をつけてでも下がるのです。
昨夜はどんな理由をつけてでも下がりました。しかも一昨日上がった反動にしては下がり過ぎました。
株価が大きく上がったり下がったりするのは常ですが、やっぱり、なんとなく下がり基調に入ったのかなぁ、と思ってしまう展開になってきました。
ごきげんよう。
【関連性の高い記事】
【かぶとたいぞう有料ノート】
この記事があなたのお役に立った場合、下の「いいね!」をクリックして頂けると、たいへんはげみになります。
【あわせて読みたい】
同じカテゴリーの最新記事5件
-
昨日は日経平均が4.24%も下落。アメリカがクシャミをすれば日本は肺炎になるのか -
【米国株長期投資】1億円あったら年間300万円~400万円の配当。では1億円がなければどうするか -
【米国株】NYダウが2日連続で史上最高値を更新。終値は4万1563ドル。今後も上がるのか -
【米国株】パウエルFRB議長は予想通り9月の利下げを示唆し、やっぱりドルは下がり米国株は上がった -
南海トラフ地震は臨時情報から2週間経っても来なかった。株価予想も地震予報と同じで、いつも当たらない
「カブとタイ」をいつもお読みいただき、まことにありがとうございます。
著者かぶとたいぞう拝。
記事のカテゴリー/タグ情報