かぶとたいぞうです。
昨日は忙しくて久しぶりにプログ更新をサボってしまい恐縮です。
さて、今の米国株はよく分からない値動きをしています。
卸売(製造者)物価指数が下がったのにポーランドにミサイルが落ちて
一昨日は卸売(製造者)物価指数が少し下がって、インフレ鈍化に向かっていることが再確認できたことが好感されて株価が上がりました。
しかしその直後にポーランドにミサイルが着弾し、一気に緊張。米国株は下がりに転じました。
緊張が和らいで米国株は上がったが、また下がった
米国株式市場が下って終了した後に、ポーランドに着弾したミサイルはロシアが放ったものではなく、ウクライナによる迎撃ミサイルの可能性が高まり、緊張はやわらぎました。
開けて昨夜は調子よく上がっていたのですが、途中から上がり方が鈍化し、しまいには下げに転じました。
米小売の不振?FRB、FOMC関係者のタカ派発言?
米大手ディスカウント「ターゲット」の業績が落ち込み、クリスマス商戦を前に米国の小売が振るわないのではないかとの懸念が広がったとか、FRB理事やFOMCメンバーのタカ派発言が影響したとか、いろいろ言われていますが、どれも取って付けたような理由で合点がいきません。
同じ小売ディスカウントでも、衣料小売りのTJXは業績が良く既存店売上見通しを引上げました。また、ホームセンターのホーム・デポも好成績で株価が上がっています。
FRB理事やFOMC関係者の発言もいつものことだし、捉え方も人によってまちまちです。
誰もうまく説明できない
つまり、今の米国株の値動きはよく分からないのです。誰もうまく説明できないのです。
昨夜の終値の前日比は、NYダウで-0.12%、S&P500は-0.83%、ナスダックは-1.54%でした。
かぶとたいぞうポートフォリオは上がって+0.43%でした。
長期金利が下がったのにナスダックは大きく下がった
米10年国債の金利が3.692%まで落ち込んだにも関わらず、ナスダックが-1.54%と大きく下がったのは、ハイテク株、グロース株が今まで上がり過ぎたから調整しているような気がします。
バリュー株も多く含まれるNYダウは微減だし、バリュー株だらけのかぶとたいぞうポートフォリオは逆に上がっているのです。
乱高下の原因は
今の米国株の値動きは、全体としてはハイテク株、グロース株に調整が入り、バリュー株は順調と見えます。しかし、それにしても、乱高下が過ぎます。
今の市場には楽観と慎重、イケイケと不安が入り混じっているのでしょう。そして、それぞれの立場や思惑でバラバラに動いているのでしょう。
牛と熊が一進一退に戦っている
牛(強気)と熊(弱気)が一進一退に戦っているのだと思います。
このまま年末まで乱高下が続くような気がします。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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