かぶとたいぞうです。
金融機関系の情報サイトを読んでいて、「マイホームと子育てにどのくらいお金がかかるか」、「そのためにはどのくらいの年収が必要か」、という系統の記事を見つけました。
記事によると、子供を私立の大学まで出させるなら1人に付き2千万円、家は頭金とローン支払総額の合計、および必要な家具だそうです。
こんな記事が出回るから若い人は恐れて子供を産まないのでしょう。
確かに子供1人に2千万円かかる
私には子供が2人おりますが、確かに学費など明らかな支出だけでも1人2千万円以上かかっています。
家の頭金と支払総額を合わせると6千万円になります。私が家を建てた頃はバブルで金利が高く、年利8%程度の利息を固定で25年払いました。
子供2人の学費と家のローンで合計1億円は支払った計算です。
子供2人の学費と家のローンで合計1億円
記事は案の定、「よってなかなか家は買えないし子供は持てない」というストーリー展開です。よって少子化に歯止めがかからないと言いたげです。しかし、私はそうでないと思いました。
私が家を建てた30歳の頃、私の年収はまだ400万円にも満たなく、貯金がないから頭金だって人から借りたのです。上の子が小学校に入る前の年で、下の子は生まれたばかりでした。
当時私は商売を始めたばかりで、まだ何の確信も安心もなく、ただがむしゃらに働いていました。
お金がかかると脅されたら尻込みしていたかも
その時点で1億円ものお金を作れるなんてつゆほども思っていませんでした。だから誰かに「それをやるには1億円かかる、あなたに用意できるのか」と言われたら尻込みして諦めたと思います。
当時私に助言してくてた人は「お金がかかる」とか「これぐらいの年収が必要だ」とは言いませんでした。その代わりに「子供は金(かね)びつを背負ってくる」と教えてくれました。
子供は金(かね)びつを背負ってくる
つまり、子供が生まれたらお金がかかるのではなく、そのぶん頑張るから稼ぎが増えてお金も増えると言うのです。
私はその教えを信じて頑張りました。
25年後。結果として私は2人の子供と家に1億円ものお金を費やすことができました。では、もし子供を作らず、家も建てなかったら1億円のお金が残ったか。
いいえ。間違いなく残らなかったと思います。
子供がいたからこそがんばれた
子供がいなかったら家を建てようとも思わなかったでしょう。それほどがむしゃらに稼がなかったと思います。
その証拠に、私はいま全く仕事をしていません。家のローンも終わったし、子供も独立して手がかからなくなったからです。私はもともと仕事にもお金にもそれほど興味はないのです。
子供がいなければお金が残るなんて考えられない
私の場合は子供のおかげで家も持てたし子供の学費分を稼げたのだと思います。
子供はまさに金(かね)びつを背負ってきたのです。
子供がいなければお金が残るなんて考えられません。
ごきげんよう。
【関連性の高い記事】
【かぶとたいぞう有料ノート】
この記事があなたのお役に立った場合、下の「いいね!」をクリックして頂けると、たいへんはげみになります。
【あわせて読みたい】
同じカテゴリーの最新記事5件
-
【生きかた、考えかた】人に何か言われてカーッとなったり、いつまでも根に持つのは -
【学問】どうして勉強しなければならないか。若いころ誰も教えてくれなかった疑問に今は自分で答えられる -
【しあわせって何?】幸せの正体は分かっているが、いつも幸せであるのは難しい -
【対人関係】誰かに嫌な態度をとられ、自分を反省するのも良いけれど、問題は相手にあるのかもしれない -
道を求める者は世俗を離れ、ひとり山中に身をひそめて自分との対話を楽しむ。たまの話し相手は古典
「カブとタイ」をいつもお読みいただき、まことにありがとうございます。
著者かぶとたいぞう拝。
記事のカテゴリー/タグ情報