かぶとたいぞうです。
美味しいものには誰だって興味があります。だからテレビ局はグルメ番組とか、美味しい店の紹介番組などばかり作ります。
どうして最近はグルメレポート番組ばかりなのか
素人レポーターを使えば番組制作費も安く抑えられます。テレビで紹介した店から広告費を稼ぐこともしばしばあります。テレビ局が直接宣伝料をもらうのではなく、子会社のやっている出版物の広告をもらったり、「北海道の美味しい○○百選」などの雑誌や書籍広告の企画にはめ込むのです。
だからローカル局の制作番組はグルメレポート番組ばかりなのです。
夕方見た札幌のローカル局のグルメレポート番組
夕方、なんの気なしにテレビをつけてみたら、札幌市東区で古くからやっているという韓国家庭料理店の紹介番組でした。レポーターが美味しそうにチゲ鍋を食べています。
ニュースでもやっていないかなと思ってテレビをつけた私には、グルメ番組はまったく不要でした。しかし、最近コロナの影響でまったく外食していないので、ちょっとお店が気になったのです。東区なら近いし、韓国家庭料理にも興味があります。行ったことのないお店でした。
若い女性レポーター
「私、辛いものがまったくダメなんですよぅ」
若い女性のレポーターは真っ赤なチゲ鍋を見ながら韓国家庭料理店の女将さんに言います。
男性の方のレポーターは
「私は辛いのは得意です」
と言って先に一口。そして味わう時間も無くお決まりの言葉をはきます。
「むむ、これはマイルドですねぇ。辛いのが苦手な人でも大丈夫ですよ」
辛いのがまったくダメだという若い女性レポーターが真っ赤なチゲ鍋に挑戦
それを見た若い女性レポーターは、辛いのがまったくダメだと言う割に躊躇なくレンゲにすくった真っ赤なスープを一気飲み。そして喉に通ったか通らないうちに
「あ!これなら辛いのが苦手は人でもいけますね。色は真っ赤ですが味はマイルド。しかもコクがあります」
コクを確かめる時間などなかったはずです。
辛いのがまったくダメなはずの女性レポーターはキムチにも挑戦
そしてその後女性レポーターは、キムチにも挑戦。やはりキムチにもコクがあると絶賛するのです。
「私、最近キムチ作りにハマってるんですよぅ。でもなかなかうまくいきません。こんなにコクのあるキムチをどうやって作るのですか?」
辛いのがまったくダメなはずの女性レポーターがどうしてキムチ作りにハマるのか
辛いのがまったくダメな人がどうしてキムチづくりに興味を持つのか。誰がこんな台本を書いたのか。予算が無くて放送作家もつけていないのか。
と突っ込みどころ満載の札幌のローカル局でしたが、バカバカしくて続きを見る気にはなれませんでした。
逆効果のグルメレポート番組
韓国家庭料理店には興味があります。いつか行ってみたいと思いました。でもあの番組は逆効果ですよ。かえって不信感を呼びます。せっかく美味しくてもあのレポートなら美味しくないのかもと思っちゃう人もいるはずです。
かえって私のブログで紹介したほうが客が増えるような気がします。
放送業界のレベル低下が残念
私も昔、少しかじったことがある業界だけに最近の番組のレベルの低下が残念です。
若者のテレビ離れでスポンサーが減り、予算が取れないのでしょう。それでさらに番組の質が落ち、テレビ離れが進み、スポンサーが減る。
起死回生のために話題を集めようと必死になり、大げさな表現、仕込みとやらせ、捏造がバレて、もうテレビを見ないという人が増えました。悪循環です。
これからはブログ、yutubeの時代
テレビ業界は衰退の一途ですね。これからは益々ブログとかyutubeの時代だと思います。
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ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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