かぶとたいぞうです。
エコノミストというものは、結果が出てから後付けの理由を言うものです。
コロナの終息を織り込んだ相場
コロナの影響が深刻なのに、米国株市場が回復してきたのを受けて、エコノミストは「コロナの終息を織り込んだ相場」とかと言っていました。
しかしその後、米国ではコロナ患者も死者も爆発的に増え、終息どころかますます拡大しました。
どうして米国株が上がり続けるのか、誰も納得いく説明ができない
経済指標などもネガティブな情報ばかりなのに米国株はさらに上がってきています。
どうして米国株がこんなに回復してきたのか誰も明確に説明できません。だから最近はエコノミストも黙っています。
私にも米国株がこんなに上がっている理由は分かりません。もっと下がると思っていました。
私は3月に大量買いしたからいいけど
私は3月20日前後に米国株が下がったタイミングで大量買いしました。もっと下がるかもしれないと思いましたが待ちきれませんでした。
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そんな私にとっては結果的にはいいことなのかもしれません。しかし、なんか腑に落ちません。
米国株には、もう一段の下がり局面があるはず
私の予想ではもう一段の下がり局面があるはずでした。
もしかしたらこれから大きな下降相場が来るのかもしれませんが、来ないかもしれません。株価を予測することは誰にもできません。株価を堂々と予測するのはいつも詐欺師か勉強不足で未熟な投資家です。
実体経済とはずいぶんかけ離れた米国株相場
庶民の生活を実体経済とすれば、現在の米国株相場は実体経済とはずいぶんかけ離れているように思います。
庶民の中には今、お金がなくて困っている人がいっぱいいます。コロナ禍で仕事がなくなり、政府の給付金は支給が遅く、どうにかしてお金を作らないと、にっちもさっちもいかない人たちです。
庶民、世間にはお金がない
知人からお金を借りたり保険を解約したりとか大変だと思います。お金がなくて困っている人たちは世界中にいます。
まだ仕事を失ったわけではないが、今後のことを考えると斜陽する可能性の高い産業や仕事に現在ついており、将来が不安でお金が使えないという人もけっこういらっしゃると思います。
株式市場にはお金が余っている
いっぽう米国株に投資している人のほとんどは「お金に余裕のある人」です。
先に米国の大手が行った実態調査でも、米国人で株式投資をしている個人投資家は、金融資産保有額において上位10%に入る「お金持ち」に集中しているそうです。つまりお金を持っている人しか株式投資をしていないのです。
個人投資家が多いとされている米国でさえそうなのです。日本だとさらにお金に余裕のある人しか株式には手を出していないでしょう。
お金に余裕があるから売って現金化する必要なし
庶民が株式投資をしていれば、現金を作るために一斉に株を売るかもしれませんが、お金に余裕のある人ばかりなら現金のために株を売る必要はありません。
それどころか米国でも日本でもヨーロッパでも株価維持のために政府・中央銀行が市場に貨幣をジャブジャブ流し込み、むしろ金余り状態になっています。
庶民にはお金がなく、株式市場にはお金が余っている
庶民にはお金が無く、僅かばかりの金策に追われているのに、金融市場には金が溢れかえり使い道がなくて困っているのです。
米国株市場は参加者もお金に余裕があり、金融市場からも潤沢なお金を引っ張れるのです。
他にこれといった投資先がなければ、米国株に投資する人がいて当たり前です。黙って現金を持っていても増えないですから。
コロナがいかに深刻でも必要な産業は伸びる
コロナ禍が深刻になろうとも、私のメイン投資先である食品や医薬品などの分野には変らぬニーズがあり、むしろ今後はますます需要が伸びます。
私は株を持っていませんが、アマゾンもコロナの影響で販売が増えているようです。
米国株は今後もずっと上がっていくかもしれない
コロナで世界が終わるわけではありません。人々は今後も生活していきます。生活に必要なものは売れます。
そう考えると淘汰される産業はあっても、全体として米国株は今後もずっと上がっていくかもしれません。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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