かぶとたいぞうです。
私は今、タイのパタヤにおります。帰国したくても飛行機が飛ばないので日本へは帰れません。
私も申請すれば10万円給付される
タイのリタイアメントビザは持っていますが、1年のうち半分以上は日本で暮らし、住民票は日本にあり住民税もしっかり日本政府に支払っております。
今回のコロナ対策の給付金10万円を申請すればもらえる立場ですが、日本に帰らないと郵送申請できません。
帰国できないから給付金の郵送申請はできない
きっと私の住民票所在地である札幌の自宅に申請書が届いていると思います。でも帰国できないので申請書を見ることもできません。
そういう人のためにオンライン申請もあると聞いて喜びました。「マイナンバー通知カード」も日本の運転免許証も手元にあります。もちろんパスポートもあり、本人確認に支障はありません。
マイナンバーカードを持ってないので給付金のオンライン申請もできない
しかし調べてみるとオンライン申請には「マイナンバー通知カード」ではなく、「マイナンバーカード」が必要だと言うのです。
「マイナンバーカード」なんて持っている人はごく稀です。「マイナンバーカード」を作るには「マイナンバー通知カード」を役所へ持参して作ってもらわないとならないのです。
市役所の職員すら必要性を感じないマイナンバーカードが今なぜ必要
以前、何かの都合で「マイナンバー通知カード」を持って札幌中央区役所へ行った時、役所の職員に「ついでにマイナンバーカードも作っておいたほうがいいですかね」と聞いてみました。
職員は「通知カードさえあればいいんじゃないですかね。マイナンバーカードが必要なことって、マズありませんよ。私も作ってないし」と答えました。
役所の職員ですら必要性を感じていない「マイナンバーカード」なのです。それを何で今更持ち出してくるのでしょうか。
緊急事態に乗じて悪巧みの愚策
「マイナンバーカード」を作る人があまりにも少ないので、この機会に給付金欲しさに作る人が出てくることを期待したとしか思えません。
かつての「住基カード」も似たような小細工と悪あがきの果に姿を消しましたね。日本政府や役所のやることは無駄なことばかりです。
日本政府と行政は困っている国民をいじめないでください
給付金がほしいと思っている人は必死です。1日も早く欲しいのです。本人確認さえしっかりできれば「マイナンバーカード」でなくともいいじゃないですか。
申請期間が3ヶ月しかないというので私は既に諦めモードですが、その10万円で命が救われる人もいると思います。
政府はあまり国民をいじめないでください。ひどすぎます。
麻生財務大臣の勘違い発言に透けて見える現政権の態度
麻生財務大臣は10万円の給付金に関して「欲しい人、手を上げた人だけもらえばいい」と言ったそうですが、給付金の原資は我々納税者のものです。我々の金を政治家や役人に管理させているのです。
我々は「もらう」という感覚ではありません。自分の金を自分のために使うのです。今まで払いに払った税金の一部をこういう時に返してもらうのです。もらっているのは麻生大臣のほうです。勘違いなさらないでください。
今の日本政府はどうしてここまで意地悪になれるのか
それにつけても今の日本政府は意地悪ですね。
国が営業禁止令を出さず、地方の首長や住民に営業中の店や施設を批判させる。そして国民同士を喧嘩させて自分らは高みの見物。やることが卑怯です。
金を配ると言っては2転3転させて最後はケチる。わざと手続きを面倒にさせて諦める人を増やそうとする。
中小企業の融資制度は有名無実ですべて門前払い。全国の社長が泣いてます。
日本政府はどうしてここまで意地悪になれるのか。どうしてここまで国民に冷たくできるのか。
今の日本は破綻直前なのかもしれない
あまり考えたくないのですが、日本政府には本当にお金がないのかもしれません。破綻しかかっているのかもしれません。
私は長年経営コンサルタントをやってきましたが、優しくていい人だった社長が急に「人でなし」になることがあるのです。
今まで大事にしていた社員を騙して言いくるめて実質給料を下げたり、払わなかったり、嘘をついて金を借りまくって約束を反故にするのです。人が変わるのです。
それなのに朝礼やイベントの時だけ白々しくいいことを言うのです。本心でないのでセリフの棒読みです。魂が入っていません。
会社が潰れる直前です。金がなくなると、人も組織もなりふり構わぬ行動に出るのです。今の日本と似ています。
とっくに景気が落ち込んでいるのに「戦後最長の好景気」だとうそぶいて、とうとう10%まで消費税を上げました。コロナ禍の前から日本はとっくに不景気です。
日本政府は国民から取るだけ取って還元は何も無しです。今回の1人10万円の給付もタイ人に話したら笑われました。タイ政府の給付金のほうが実質価値は高いのです。
日本政府はもう潰れる直前なのかもしれません。そうでなければここまでケチにはなれないと思います。
MMT理論が正しいなら、とっくに無税にして現金をバラまいている
もし最近多くの人が主張するようにMMT(現代貨幣理論)が万能なら、消費税も廃止し、ついでにあらゆる税金も廃止し、国民1人あたりとりあえず500万円ぐらい無条件で配ればいいです。みんな喜ぶし1年間ぐらい自粛も守ります。MMT理論通りなら財政難にはならないはずです。
しかしそれができないところをみると、MMT理論が現実的ではないか、現政権がMMT理論を信じていないのです。
私も実体経済や価値の後ろ盾のない貨幣を刷りすぎると、日本円の価値が急激に下がり、輸入品の価格が高くなり、日本国内でハイパーインフレが起こると思います。そうなればいくらお金をバラまいても紙切れです。
いったい日本政府はどうしてしまったのだろう、もしや本当に金がないのでは
日本経済が今後どうなるかは分かりません。しかし、ここまでなりふり構わず「人でなし」の対応ができる現政権、今の日本政府を見て不安に思う人は多いでしょう。「いったい日本政府はどうしてしまったのだろう、もしや本当に金がないのでは」と一抹の不安を感じるのは私だけではないと思います。
ごきげんよう。
【関連性の高い記事】
【かぶとたいぞう有料ノート】
この記事があなたのお役に立った場合、下の「いいね!」をクリックして頂けると、たいへんはげみになります。
【あわせて読みたい】
同じカテゴリーの最新記事5件
-
【特殊詐欺】詐欺集団はお金を持っている年寄りのリストを、どこから手に入れるのか -
【少子化対策】日本を筆頭に先進国で少子化が急激に進んでいる本当の理由を誰も言わない -
なんだかキナ臭い。ウクライナとロシア、イスラエルとハマス、レバノンのヒズボラ、イラン、北朝鮮、そして中国 -
警察官を名乗る振り込め詐欺が増えている。最近の手口から対策を考察してみた -
最近フェイスブックメッセンジャーに若い女性からアプローチのメッセージが多くてうんざりだ
「カブとタイ」をいつもお読みいただき、まことにありがとうございます。
著者かぶとたいぞう拝。
記事のカテゴリー/タグ情報