かぶとたいぞうです。
ここパタヤで私がよく行く近所の食堂に、毎日来る女の子がいます。まだ小学校にも上がってないくらいの可愛い子供です。
パタヤの食堂に来る、目がクリっとした可愛い女の子
目がクリっとしていて、一目でハーフだと分かります。近所の人にかわいがられており、みんなで食べ物をあげたり遊んであげたりしています。
可愛い女の子もかまってもらおうとして、みんなに愛想を振りまきます。最近は私にも愛想をかけてきます。
可愛い女の子の母親は誰か
最初は誰がこの子の親なのか分かりませんでしたが、食堂にしばらく通っているうちに母親が誰なのかは分かりました。夕方、バービアに出勤する前に派手な服を着て食堂にたびたび来るタイの女性が母親でした。
夜になって母親が勤めに出ると退屈なのか寂しいのか食堂に来て常連客にかまってもらうのです。
女の子の父親はノルウェー人
先日、いつものように食堂へ行ってみると、その子がノルウェー人の父親にダッコされて嬉しそうにはしゃいでいました。ノルウェー人の父親の隣には見たことのない若いタイ人女性が座っています。私はきっとこの子の母親の妹だろうと思いました。バービアに勤めるこの子の母親に顔が少し似ていたからです。
父親に夢中の女の子
いつもは私にも愛想笑いする女の子も、その日ばかりは私には目もくれず父親に夢中でした。黒猫を抱いてきて父親に渡してみたり、とにかく父親の気をひこうと必死です。
しばらくして父子3人は食事を終えて家に帰りました。女の子は父親に肩車されて嬉しそうでした。女の子の住む家は食堂の筋向かいにある2軒長屋スタイルの借家です。3人の姿は家の中に消えていきました。
父親の隣に座っていた女は誰か
3人が帰った後、私は私の向かいに座っていた女性の常連客に聞きました。
「今の人があの子の父親でしょう?」
「そうそう、あの男がノルウェー人の父親だよ」
「隣に座っていた女の人は、あの子の母親の妹?」
「何言ってんの、あれはノルウェー人の新しい奥さんでしょ」
「だけどあの3人は今、あの子が母親と一緒に暮らしているいる家に入っていったよ」
「新しい奥さんと古い奥さんと一緒に暮らしているんだよ。もっとも古い奥さんとは喧嘩してうまくいってないようだけど」
「あのノルウェー人には奥さんが2人いるのか」
「3人だよ。おそらくノルウェーにもう一人」
「・・・」
私に事情を説明してくれた常連客は女の子の母親とも仲がいいので詳しいのです。
女の子の母親と母親の恋人
しばらくして女の子の母親が恋人と2人でやってきました。母親の恋人はいつになく不機嫌です。前に何回か女の子の母親と3人でこの食堂に来たことがあり、私と挨拶をする中になっていました。いつもニコニコしている人です。でもその日は私の顔を見ると一瞬だけ愛想笑いをしてまた険しい顔に戻りました。
母親と恋人はさっきの3人が入っていった家から出てきたようです。
いつもは3人で暮らす家に、家の本当の借り主と新しい奥さんがやって来て、あの子とにぎやかにやっているのです。部屋がいくつあるか分かりませんが、追い出されるような形で入れ替わり食堂に来たかっこうです。母親はその日、バービアの仕事を休んだようです。
2日後
2日後、その食堂に行ってみると今度はその子が母親と母親の恋人の間に入って一生懸命にしゃべっていました。店の女将に小声で聞くと、ノルウェー人の父親と新しい奥さんは出て行ったらしいのです。
改めて女の子の様子をうかがいましたが、母親の恋人にも愛想を振りまいてとても元気です。
なんかいろいろな事情があるのでしょう。でも一番かわいそうなのはこの女の子だと思いました。
罪作りなバイタリティーが子供を増やす
みんな罪なことをしているなぁ。でもその罪作りなバイタリティーのおかげで子供が増えるのだから、少子化で人口が減っていくいっぽうの日本よりはまだましなのか。
私もなんか複雑な気持ちになってしまいました。
可愛い女の子が「パタヤの女」になる時
目のクリっとしたこの可愛い女の子は、複雑な人間関係をたくましく生き抜いて10年も経ったらしたたかな「パタヤの女」になるのだろうか。
それもいいのではないかと思うのです。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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