かぶとたいぞうです。
世の中には趣味のない人、どうしたら趣味が持てるのか分からずに悩んでいる人がいるようです。
「趣味ってどうしたら見つけられますか?」
先日もネット上の質問サイト「教えて●●●」に「趣味ってどうしたら見つけられますか?」という質問が投稿されていました。
逆に私は多趣味で、やりたいことがいっぱいあって困っています。
私は多趣味、やりたいことだらけ
今は散歩と園芸を中心にやっていますが、本当は釣りもやりたいのです。旅行にも行きたいし音楽作りもやりたいです。でも時間がなくて手が届いていません。
私はやりたいことがいっぱいあるから仕事をやめて早期リタイアの道を選びました。だから趣味が無くて困っている人の気がしれません。
趣味がなくても生活はできるが
まぁ、趣味がなくても別に生活には困らないですから、無きゃ無いでいいのだろうとは思います。しかし生活に潤いがないでしょうから、かわいそうな気がします。
だけど、趣味って人に聞くものでは無いと思うのです。
趣味の見つけかたは人に聞くものではない
趣味というものは何かの機会にそれを知って、自発的に心からそれをやりたいと思って、とりあえずやり始めて、面白くて気に入って、その後夢中になってやるものです。
やったことのないものを初めてやろうとする時に、経験者の助言を求めることは有効ですが、「趣味ってどうしたら見つけられますか?」と人に聞いても何も見つからないと思います。
探さなくたって趣味はいっぱい紹介されている
今の時代、情報社会ですから、テレビやネットを見ているとあらゆる種類の趣味が紹介されているはずです。誰も知らない特殊な分野の趣味でない限り、ほとんどすべての趣味を既に知っているはずです。
釣りだって、スキューバダイビングだって、囲碁だって、園芸だって、登山だって、手芸だって、料理だって、知らない人はいないはずです。
見つけられないのではなく、興味がわかないだけ
趣味が無いということは、今まで趣味を見つけられなかったのではなく、今まで見てきたそれらのことに興味がわかなかっただけなのだと思います。
お見合いパーティーに何回も行ってるのに「出会いが無い」と言っている人と似ています。出会いは何回もあったけど、今まで出会った人に興味がわかなかっただけなのです。
私は見るもの見るものに興味がわく
私はまったく違います。見るもの、見るものに興味を持ち、ちょっとアプローチしてみて、面白かったらやります。世の中には面白そうなものがいっぱいあります。目に映るもの、耳で聞くものすべてが趣味の候補です。「趣味ってどうしたら見つけられますか?」などと人に聞いたことがありません。
異性との出会い、恋人作りも同じ
思えば、私は異性に対しても同じでした。
会う女性、会う女性に興味を持ち、ちょっとアプローチしてみて、いい人だったら付き合います。いい女は世の中にいくらでもいいます。出会う女性すべてが恋人候補です。「恋人ってどうしたら見つけられますか?」などと人に聞いたことがありません。だからお見合いもしたことないし、お見合いパーティーのようものにも出たことがありません。出会い系のものとは無縁です。
ただし、恋人は1人で十分であり、趣味と違って複数持つとわざわいのもとです(爽笑)。
仕事人間は趣味を持てない
今読んでいる堺屋太一の絶筆「3度目の日本」にも書いてありますが、日本は「仕事人間」を作りすぎたんですね。
近所付き合いも家族もないがしろにして、朝、辞令が出れば夕方までには単身赴任する。そんな企業戦士を日本は作りすぎたのです。
堺屋太一「職場単属人間」
日本の社会は、仕事と職場以外には一切興味を持たない仕事人間(堺屋太一の呼び方では「職場単属人間」)を作りすぎたのです。
だから仕事以外には興味が持てないのです。せいぜい仕事の延長線上にある「つきあいゴルフ」以外、趣味らしいものは何もやったことがないのですから。
仕事人間は趣味を持たないように仕向けられた
いや、仕事と職場以外には興味を持たないよう長い年月をかけて仕向けられたのです。だから定年退職後に仕事も職場も失うと、もう何をやったらいいのか分からないのです。
本当にかわいそうです。でも私にはどうすることもできません。
ちなみに堺屋太一の「3度目の日本」はまだ読んでいる最中で、読み終えたら改めて書評を本ブログに投稿する予定です。
お楽しみに。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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