かぶとたいぞうです。
いやー、昨日は感激しました。タイの人情に触れて、涙が出そうなほど嬉しい誕生日でした。
昨日私は予定通り18時に近所の安い食堂へ行きました。その食堂で私の誕生日をやることになっていました。
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タイでは誕生日の当人がご馳走を用意する
タイでは、誕生日の当人がご馳走を用意してみんなに振舞うことになっているようです。
私は予定通りスコッチウィスキーを買って、寿司と刺身を買ってから安い食堂へ向かいました。
少なく見えますが、これが2テーブル分あります。
途中の屋台で大変大きな魚の丸焼きを見つけたので、万が一料理が足りなかったらと思い、それも買いました。尾頭付で縁起もいいです。
私が店についたころ、ちょうど友人の「ソンブン」も来ました。店のご主人とおかみさんと4人でセッティングをしているところに、近所の常連客も来ました。エブリバディ、カモンです。席を勧めてお皿とはしを渡します。
タイではみんなウェルカム
タイでは「誰々は呼ぶ」、「誰々は呼ばない」、なんてことはありません。そこにいる人全員にご馳走を振舞います。仏教的な徳の積み方です。
店のおかみさんは、この日のために、特性の魚スープを作ってくれたようです。トムヤン魚です。赤い魚です。これが油が乗っていてアロイ、アロイ(うまい、うまい)。きっと赤い魚も縁起がいいのでしょう。
私が持っていったスコッチ・ウィスキーでハイボールを作り、みんなで1回目の乾杯をしました。
「ハッピー・バースディー」、「テョッディー・カーッ(乾杯)」、「コップン・カーッ」。昨日1晩で何回これらの言葉を耳にし、口にしたことでしょう。
近所に住む顔見知りの人にも1杯すすめます。グラスに氷を入れて、ウィスキーを入れて、炭酸を入れてすすめます。私が動かないとみんな遠慮するので私が自ら動きます。
みんな遠慮しながらもお祝いを言って乾杯してくれます。みんなに祝ってもらえて嬉しいです。
ソンブンの友人(たぶん、ガールフレンド)のアニーも来ました。アニーの友人の「プンプイ・ガール」も来ました。「プンプイ・ガール」の名前は知りませんが、よくアニーと一緒に来ます。「プンプイ」とはタイ語で「デブ」という意味です。
いつものメンバーで記念写真
「プンプイ・ガール」に私のスマホを渡して撮影を頼んだので、残念ながら「プンプイ・ガール」は写っていません。
しばらくすると、ソンブンが手配したのか、店の主人が手配したのか、カモ屋の屋台が来ました。いつもは来ない屋台だから、きっと予約しておいたのでしょう。
私はカモが好きですが、日本ではあまり食べる機会がありません。スコッチ・ウィスキーにカモはけっこう合いました。
昨日はあいにく朝から腹の調子が悪く、あまり食べられなかったのですが、まだ出てきます。
カイ・ヨー・マー(ピータン)です。
私がいつもこの店でこれを注文し、「カイ・ヨー・マー、アロイ・マー!」と言ってみんなを笑わせるので、おかみさんがプレゼントしてくれました。
「アロイ・マー!」とは「まぁー!美味しい」という意味です。日本と同じで感嘆の意味を表現する時に「○○、マー!」と言います。
「アロイ・マー!」なのですが、流石にもう食べられません。おなかが「プンプイ」です。
もうそろそろお開きかと思ったら
夜も更けてきて、おなかもいっぱい、腹が痛くなったら嫌なので、もうそろそろ帰ろうと思ったら、いきなり店の外灯が消え、音楽が。
大音響のバースディー・ソングと一緒に出てきたのは、バースディー・ケーキ。
タイではケーキ類は高いのです。驚きました。
昨日は最近では珍しく夕方に雨が降り、その後もさわやかな風が吹いていたので久しぶりに涼しい夜でした。
その風のために、バースディー・ケーキのロウソクの火がなかなか点かないようです。みんなで手を出して囲ってくれました。その光景が妙に感動的でした。歳を取るとへんなところで感動します。
ようやくロウソクの火が全て点き、私が「ふーっ」と吹き消したらさらに音楽のボリュームアップ、なんとみんながハッピーバースディーと歌いながら踊ってくれました。
嬉しいやら、恥ずかしいやら、照れるやら。
その後、さらに他の人が持ってきてくれた輸入ビールなどを飲んで乾杯し、泣きそうになりながら帰ってきました。
めでたし、めでたし。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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