かぶとたいぞうです。
世間がコロナ禍で沈んでいるのに、米国株は上がりに上がって、とうとうダウ平均が26000ドル台まで回復してしまいました。
去年の夏ごろの株価にまで戻したダウ平均
これならもうほとんどコロナ騒ぎの前に戻ったも同然です。
コロナ前のピークにはまだ及びませんが、26000ドル台といえば去年の夏ごろの水準です。
どうして米国株がこんなに上がるのか
どうしてコロナ禍の実体経済と乖離したこのような株高が起こっているのでしょうか。
主な理由は米国の利下げと財政投入による過剰流動性で行き場のないお金が株式市場になだれ込んでいる事と、株式投資を行なっている人たちは金融資産に余裕のある人たちなので現金化する必要が無いからだということを以前の記事で説明しました。
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失業者の増加、暴動をものともしない米国株の上昇
そうは言っても、米国の失業者は増えに増え、黒人差別反対デモが暴徒化して商店やスーパーマーケットを襲うほど米国の民衆は困窮し、米国の実体経済は最悪の状況なのです。
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ひとり株式市場だけが上がり続けるのは、やはり奇妙です。
現金を握りしめるウォーレン・バフェット
投資家の中にはウォーレン・バフェットのように当面の株式投資を諦めて、持ち金を現金化し、死ぬまで現金で逃げ切ろうとしているとも取れる行動に移った人もいるのです。
それなのに連日上がり続ける米国株。不思議という他ありません。みんなバフェットのように株を売って現金を握りしめて今後の様子を見てもおかしくない状況なのです。
私は底値で買えてラッキーだった
今思えば3月20日前後の一番下がった時に思い切って米国株の大量購入に踏み切った私は、結果的に底値買いができたわけで、ラッキーでした。
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米国株を底値で買えたのは偶然だった
お調子者は「分かっていて底値で買った」と言うでしょうが私は嘘はつけません。底値で買えたのは偶然です。株価の予測ができないいじょう底値は狙えるものではないのです。
しかも私は3月で持ち金をすべて使い果たしたわけではありません。きっと来るであろう2番底のためにお金を少し残しておきました。3月が底だったなどとは思っていなかった証拠です。
米国株に関して私が持つ一つだけの確信
いや、今後のことも分かりません。これから本当に2番底が来るかもしれないのです。株の値動きは誰にも予測できないのです。
ただ私には1つだけ確信があります。
それは私のメイン保有株である食品や医薬品は絶対に世の中から無くならないということです。
ペプシコ、ゼネラル・ミルズ、ジョンソン・エンド・ジョンソン、アッヴィ
私の保有株のメインである、ペプシコ、ゼネラル・ミルズ、ジョンソン・エンド・ジョンソン、アッヴィなどの大手多国籍の食品メーカーや医薬品メーカーはどんな時代になってもニーズがあり、決して生産を中止しないという確信があるのです。
それはコロナの影響下でも同じです。いや、むしろコロナの影響でますます重要になりニーズが高まっているのです。
決して「全ておしまい」ではない
多くの人は何もかも「いっしょくた」にしてものを言います。
「もう全ておしまいだ。旅行も観光もおしまいだ、飲食もサービスもおしまいだ。経済は死んだも同然だ」と。
しかしコロナでダメージを受けたのは、観光、旅客機、ホテル、飲食、接客サービス業、レジャー、スポーツ、娯楽、それらに関連または類する企業であり、全産業がおしなべて影響を受けたのではないのです。
コロナの影響を受けない産業もある
アマゾンを代表するネット物流やネット娯楽などの分野はコロナの影響でむしろ売上を伸ばしています。
農業も漁業も普通に生産し、食品メーカーもフル稼働しています。
百貨店や洋品店は売上を減らしていますが、スーパーやドラッグストアは売上を増やしている店舗がたくさんあります。
「全ておしまい」では決してありません。
私はインデックスやファンドに掛けているのではなく、個別産業、個別企業に投資しているのだ
私はインデックスやファンドといった「相場」にお金を掛けているのではありません。特定の産業・業種をよく研究し、その中で特に優秀な個別企業を分析・選別して、意にかなった特定の企業にのみ資本参加しているのです。そして配当をいただくのです。
だから私は自信を持ってペプシコやジョンソン・エンド・ジョンソンの株を果敢に買い進めたのです。今後もどんどん買い足します。
きっと私のような投資家がそれぞれ見込みのある優良企業を買い進めて、その結果ダウ平均を押し上げているのだと思います。
ごきげんよう。
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