FIRE:(経済的に独立、早期に退職)という生き方

かぶとたいぞうです。

今日はFIRE(Financial Independence, Retire Early=経済的に独立、早期に退職)という生き方に関して私の思うことを述べます。

早期にリタイアして、その後は好きなことだけをして生きる。ミレニアル世代の間でにわかに支持を得ている新しい生き方のようです。





ファイナンシャル・インデペンデンス、リタイア・アーリー

  • Financial 経済的
  • Independence 独立
  • Retire リタイア
  • Early 早く

このような4文字造語は今まで次々と作られては時代の象徴となり、流行り言葉となり、そして次々に消えていきました。

だから「また新たな造語ができたか」くらいにしか思っていませんが、ただ、この考え方には一理あると思います。

若い時の苦労は買ってでもせよ

私の若いころは「若い時の苦労は買ってでもせよ」とよく言われました。これはこれで正しいと思います。若い時には経験が必要です。社会勉強が必要です。いくら苦労しても、それは糧となり、その後の長い人生の役に立ちます。

しかし、私の若いころは世の中に余裕がありました。勉強させてもらえました。企業にも若い人に失敗させて学ばせるという余裕がありました。終身雇用が前提でしたので、若い社員にはじっくり時間をかけて教育したのです。

だから苦労と言っても、あとで思い返すと「とてもいい勉強をさせてもらった」と素直に感謝できるような体験ばかりでした。私も本当にいい勉強をさせてもらいました。

ところが今はどうでしょう。世の中全体に余裕がなくなり、若い社員にじっくり時間をかけて教育する雰囲気がなくなりました。即効性、効率性が重視されるようになりました。派遣、非正規、使い捨て、使い倒し。ダメなら即クビ。



今の時代の苦労は無駄な苦労が多い

大企業でさえ「終身雇用は難しい」と言い出す時代です。今の企業には若い人に体験させて学ばせる余裕が無いのです。

下請けの中小企業はもっとひどいです。安い仕事を次々と受注するために、従業員をボロ雑巾のように扱い捨てるブラック企業が増えてきています。

中小、中堅企業の創業社長は会社に見切りをつけて、社員に内緒でM&Aを進めています。持ち株を全部売って自分と自分の家族さえ助かればいいと画策しているのです。

会社と社員の間の信頼関係がしだいに薄らいできています。社員の側も転職先、副業、内職を探してどうにか生き延びようと必死です。

今の時代の苦労は、勉強や体験に繋がるような前向きなものではなく、人間不信、ストレス、うつ病、挙句の果てに自殺に追い込まれるような無駄なの苦労が多いのです。

実際に若者の自殺が増えています。自殺までいかなくても、すっかり自信を失い家に引きこもった若者も大勢います。

余計な苦労をするなら早めのリタイアもあり

今は世界的にそんな社会状況、労働環境なのです。ですから、若いうちにお金をうんと貯めて、そのお金で若いうちから投資をし、無駄な苦労をしないで早めにリタイアしたいという気持ちはよく分かります。

生活のための労働ではなく、もっと自分のやりたいこと、世の中の役に立つことをやって生きて生きたいという考えが生まれるのは当然です。

私にも2人の子供がいますが、若いうちに投資をして、なるべく早く経済的な自由、経済的な独立をして欲しいと思います。

働きたいから働く、楽しい仕事だから働くというのは健全ですが、金に縛られて、金の奴隷になって死ぬまで働くのはつらいです。

天職と言えるような仕事に付き、毎日楽しく仕事をしている人は幸せな人です。でもそういう人は実際には一握りしかいないと思います。それ以外の人は金のためだけに嫌な仕事をがまんしてやっているのではないでしょうか。

やりたくない事をやらないで済ますには、お金の心配を絶たなければなりません。

そういう意味で、経済的な自由を手に入れることはすばらしい事です。お金に縛られない生き方は誰もが望む生き方です。

FIRE(Financial Independence, Retire Early=経済的に独立、早期に退職)ができるなら、それはそれで1つの理想的な生きかただと思うのです。

仕事をしなくても済むようになったからといって、誰もが遊びほうけるわけではありません。経済的独立を果たした後は、お金のための仕事ではなく、世の中に貢献できる仕事、人のお役に立つ仕事に専念すればいいのです。実際にそういう仕事がしたくて早期リタイアを目指している人もたくさんいます。

では、経済的に独立して早期にリタイアするにはどうしたらいいのか。



月収100万円でも経済的な独立はできない

私の経験上、いくら稼いでもそれ以上にお金を使えばお金に不自由します。月収100万円あっても、月の支出が100万円以上あれば、経済的に独立できません。では月収いくらあればいいのか。

恐らく月収200万円くらいあれば、それ以上は使わなくなると思います。しかし、月収200万円を稼ぎ続けるのは一般人には現実的ではないし、いつまでも稼げるわけではありません。

収入を増やす道は経済的な独立には到達しないのです。

では貯金があれば経済的に独立できるでしょうか。

1億円の貯金でも経済的な独立はできない

恐らく1億円ぐらい貯めても経済的な独立は無理でしょう。1年間で300万円使う人は30年とちょっとで1億円を使い果たしてしまします。それに1億円を貯金するのは簡単ではありません。

貯金を増やしても経済的独立は難しいのです。

ではどうすれば経済的に独立できるのか。

私はズバリ、不労収入の範囲で生活することだと思います。

「量入以制出」(入るを量りて出づるを制す)です。



不労収入以下の生活をすれば経済的に独立できる

勤労収入は歳をとるとなくなります。リタイア後のあてになる収入は配当や家賃収入、金利、印税など、黙っていても入ってくる収入だと思います。

これを増やしていくのですが、ある程度増えたら、それ以上増やす努力をするのではなく、その範囲で生活する努力をするほうが賢明です。不労収入を増やしていく努力の方向に進むと、早期リタイアはできません。

例えば2千万円の貯金があれば、米国株に投資して、税引き後配当率3.5%を獲得することはそれほど難しくありません。

2千万円の3.5%は年間70万円です。1ヶ月平均58000円です。

これをどうにか20万円まで増やそうとするのではなく、1ヶ月5万8千円で生活する方法が無いかと考えるのです。考えればいくらでも方法はあります。

生活費を下げて、足りる生活をする

常識を疑い、固定概念を捨て、人と逆の事を行なう。今いる場所で実現することが難しいなら住む場所をかえる。住む国を変える。見栄や世間体を捨てる。発想を変えれば不可能が可能になります。

そして、まず5万8千円で生活できるようになってから、収入が少なくてもいいから自分の好きな仕事、夢中になれる仕事、個性を生かしたアルバイトやちょい仕事で収入を増やします。増えた分を生活費に回すのではありません。生活水準を変えずに、増えた分のお金で株の投資額を増やし、少しずつ配当などを増やすのです。

そうすると、配当がほんの少しずつ増えます。好きなことをやって少しずつ生活が楽になります。収入の範囲内で生活をすることが既に身についているので、無理して嫌な仕事をたくさん入れる必要はありません。

そして投資額が増えていき、配当額が充分になったら、ほんのちょっと生活水準を上げることも可能です。



経済的な独立とは

経済的な独立とは、多くの収入を得ることでも、巨額の貯金を獲ることでもなく、不労収入の範囲内で生活が出来るという状態になることなのです。

私は今、その状態になりつつあります。現在の不労収入の範囲内で生活費が収まれば、金のために嫌なことをする必要も無く、金で横っ面をたたかれることもありません。金に左右される人間になる必要はありません。自分の正義感に照らし合わせて、ダメなものはダメ、嫌なものは嫌とはっきり断り、自分の思う道を誰にもとやかく言われずに進むことができます。この開放感は何にも換えられません。

私はこの歳になって初めてそのようなことが分かりました。若いころはずいぶん無駄なことにお金を使いました。

マイホーム、高級車、無駄な付き合い。今から思えばまちがった固定概念や見栄、世間体のために必要の無い出費をし、借金をし、高い金利を払わされ、それを支払うためにずいぶん命を削ってきました。

私の場合は早期リタイアと言ってもそれほど早期ではありません。この投稿を読んで頂いた若い読者で理解のいい人がいましたら、ぜひ私のように無駄なことに時間とお金とエネルギーを使わず、もっと意義のある人生を早めに送って頂きたいと思います。

そのためのコツをまとめると次の通りです。

FIREを実現するコツ

  1. 節制して、先ずはお金を貯める
  2. 早めに少しずつ投資する、投資の勉強をする
  3. 不労収入が増えたら、もっと増やす努力よりも、その範囲で生活する努力のほうを優先する
  4. 好きなことだけし、小額でも収入を得たら、生活水準を上げるのではなく、投資額を増やすことに使う
  5. 配当などの不労収入が充分増えたら、ようやく少しだけ贅沢する
  6. それを繰り返し、少しずつ自由で豊かな人生を実現する

ごきげんよう。


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著者かぶとたいぞう拝。


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