トルコリラに投じるのは闇金ウシジマくんに金を貸すのと同じ

かぶとたいぞうです。

金利14%のトルコリラに投資するというのは、闇金ウシジマくんに金を貸すのと同じくらいリスクの高い選択です。



闇金ウシジマくんとトルコリラの共通点はリスクの高さ

闇金ウシジマくんは真鍋昌平による漫画の主人公で、ドラマ・映画では山田孝之が演じる架空の人物です。私はけっこう好きで、漫画もドラマも映画も見ています。

ウシジマくんはサラ金からも金を借りることができないような人を相手に、トゴ(10日で5割)の違法金利で金を貸しています。

借りた相手がいつバックレる(逃げる)かも知れないので、そのくらいの金利をもらわないと合わないのです。

そのウシジマくんに金を貸しているのは「金主」(きんしゅ)という人物です。闇金がいつバックレる(逃げる)かも知れないので、やはり相当の金利をもらいます。

私はドラマを見ながら、ウシジマくんになら年利14%くらいで金を貸してもいいかな、と思ったことがあります。もちろん、山田孝之演じるウシジマくんのイメージがいいからなのですが、ウシジマくんなら信用できそうな気がします。それでも年14%ぐらいはもらわないと合いません。ウシジマくんに金を貸すというのはそれほどリスクが高いのです。

トルコリラも金利14%です。トルコリラに投じるというのは、ウシジマくんに金を貸すのと同じくらいリスクが高いのです。

トルコの実態、情勢、トルコリラの高金利とリスク

ここしばらくの間、「トルコリラで大稼ぎ」みたいな文言がいろいろなメディアを通じて飛び交っていました。「金利14%で楽して儲かる」とか。もちろん私はそんなものには手を出していません。年間金利が14%ということは、それだけリスクが高いことを理解していますから。

トルコは情勢不安定で国内物価は毎年15%も上がっています。

物価が毎年15%上がれば、貨幣価値は逆に毎年15%ずつ下がるのだから、毎年14%の金利をもらっても損だということぐらいどうして分からないのでしょうか。

南アランドの時もそうでした。楽して儲けようとする人は必ず簡単な落とし穴に落ちます。欲に目がくらみ、ちょっと考えれば分かることも分からなくなってしまうのでしょうか。それとも、楽して儲けようとする人はもともと頭が悪いのでしょうか。



「トルコリラでだまされた」?

トルコリラで簡単に儲けようとして失敗して、騙されたと言っている人がいます。自分勝手な人たちです。そんな人がいるから、株式投資も含めて、投資全体がギャンブルのような印象を持たれるのです。

トルコリラはもともとリスクの高い投資先だったのです。闇金ウシジマくんに金を貸すのと同じくらいリスクの高い選択だったのです。いや、トルコリラに投じるならウシジマくんに金を貸すほうがマシでした。ウシジマくんならいざというときに追えますが、国はバンザイしたら誰も責任をとりません。

トルコリラでの失敗は、間違いなく自己責任です。

いまトルコはトランプ大統領に攻撃され、さらに経済的窮地に立たされています。トルコリラをつかんだ人には「泣きっ面にハチ」です。

悪いですけど「いい気味だ」とすら思っています。

くれぐれも堅実で賢明なる投資を心がけてください。

ごきげんよう。


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著者かぶとたいぞう拝。


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