タイでも日本でも、観光地では日本人(男性)の存在感がなくなってきている

かぶとたいぞうです。

最近はどこへ行っても中国人の存在感に圧倒されます。日本だけではありません。タイでもそうです。特に観光地は中国人だらけ。日本人はめったに見ません。





タイでは現地人(タイ人)男性はモテない

パタヤなど、タイの観光地ではタイ人の男性はモテません。代わりに外国人がモテます。

単に女性にモテるという意味ではなく、ホテルでもレストランでもマッサージ店でもビーチの店でも、どこでもタイ人男性は相手にされず、外国人がモテはやされます。

タイ人男性が相手にされないのは、お金が無いからです。外国人にはお金があります。

タイ人女性は外国人と一緒にいれば、どこでもいい目にあえるので、タイ人男性には目もくれず、外国人と付き合います。

日本人は昔はタイで欧米人なみにモテた

私は20年くらい前から毎年タイに行っていますが、いつもタイ人男性を気の毒に思っていました。当時は日本人は今よりよくモテました。欧米人と同じくらいのステータスでした。

今のタイでは日本人の存在感はあまりありません。その代わり、中国人がモテています。中国人は金があるからです。人数も多いです。



今のタイではファランの次に中国人がモテている

中国人の団体客は最初のうちは、うるさい、ナマーが悪い、などの理由でタイでも嫌われていましたが、今ではそんなことは言ってられません。観光地の大事な収入源なのです。飛行場の入国審査も「中国人優先レーン」を作って特別優待しています。

今でもタイでは欧米人(ファラン)はよくモテていますが、その次に中国人、そして韓国人がよくモテているようです。日本人はモテるのですが、人数がいないのであまり重要な客ではありません。残念ながら存在感がなくなってきています。

札幌も中国人だらけ

今札幌は中国人だらけです。中国の春節と札幌雪祭りが重なるこの時期は、どこにいっても中国人がたくさんいます。

札幌の狸小路周辺の中国人観光客に人気のスポットは、中国人で成り立っていますから、日本人よりも中国人を重視しています。周辺の温泉や観光地も中国人用にいろいろな工夫がなされています。どこに行っても中国語の標識や説明があります。

最近中国人に人気のある札幌周辺のスキー場でも中国人が幅をきかせています。日本人は最近あまりスキーをしないので、スキー場も中国人を大切にしています。



札幌の観光地にはタイ人、韓国人もいっぱい

よく見ると、札幌に来る外国人は中国人だけではありません、人数では中国人が圧倒的に多いですが、タイ人もけっこう来ています。そもそもエアアジアがバンコク・ドムアンと札幌を直行便で結んだのは、日本人のためではありません。タイ人が札幌を観光するためです。札幌・ドムアン便はいつ乗ってもタイ人だらけで、日本人乗客は1割もいません。

札幌には韓国人も多いです。韓国語は特徴的なので聞いていて分かります。

札幌も外国人相手の店が増え、日本人が相手にされなくなってきている

先日、たまに行く飲食店に久しぶりに行ってみると、中国人の団体客で満席でした。奥から店主が出てきて、「前は中国の人は断っていたんですけどねぇ。お金を使ってくれるので・・・」と申し訳なさそうな顔で頭を下げます。私は「いえいえ、商売ですからがんばってください」と言って出てきました。

店内にいたわずかな時間に、中国語、韓国語、英語で書かれた壁の張り紙が目に入りました。料理の写真と中国語の説明、5000円コースの写真入りPOPなどが壁一面に貼られていたのです。

「外国人専用の店になったんだなぁ」と思いました。パタヤにもバリ島にもシェムリアップにもホーチミンにもマニラにもあるような外国人専用の店です。



そのうち日本人男性もモテなくなるのか

今の日本は不景気です。景気がいいと言っているのは日本政府と脳天気な御用学者だけです。

札幌に限らず、観光地には外国人しかいません。日本人は働いてばかりで、あまり遊びません。ワーキングプアが増えています。遊ぶ金が無い人が多くなったのです。だから観光地で日本人が相手にされなくなって当然です。

日本でも中国人はうるさい、マナーが悪いなどと嫌われている面はありますが、売り上げが低迷する日本の観光地はそんなことを言っている場合ではありません。

たまにしか来ない日本人を相手にするより、多少問題があっても気前のいい金持ちの中国人観光客をひいきにしたほうが儲かります。観光産業はたくましく、柔軟に中国人を取り込むことにしたのです。

今に20年前のタイと同じように、日本でも観光地では日本人男性が相手にされなくなり、中国人観光客に「気の毒」に思われるようになるのでしょうか。

そのころは私はほとんどタイに住んでいると思うので、私が心配することではないのですが。

ごきげんよう。


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著者かぶとたいぞう拝。


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“タイでも日本でも、観光地では日本人(男性)の存在感がなくなってきている” への2件の返信

  1. 興味深く拝読。ノービザ期間をフルに活用してcnxに滞在中。あと、3日で帰国。私は半世紀前のバックパッカー。日本人の若いツーリストに出会うことゼロ。ときどきはオジーさん。ワロロットでは2人連れの唯我独尊タイプの後期オバサンに数度。時代は推移していますね。

  2. noriko様
    かぶとたいぞうです。
    いつもお読み頂き、まことにありがとうございます。
    私も先月までチェンマイにおりました。
    私も常にバックパッカーです。荷物が多いと重いしお金もかかりますしね。
    お互いがんばりましょう。
    これからも当ブログ「カブとタイ」をよろしくお願いします。

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