【PM】フィリップモリス2019年第1四半期決算分析と考察

かぶとたいぞうです。

フィリップモリスの第1四半期決算が発表されました。今回の分析は少し複雑で難しい要素が含まれておりましたが、結論から言うとOKです。



フィリップモリス減収減益のQ1決算

四半期決算数値だけ見ると、売上、粗利益、営業利益、純利益、全て前年同期比マイナスです。減収減益です。減益幅も大きいです。まるで駄目です。

しかし、各地域ごとに為替要因がからんでおります。為替変動差損を差し引くと、日本とオーストラリア、ラテンアメリカを除く全ての地域で売上が伸びています。全世界を合計すると3.2%の増収です。

一番分かりやすいのは、タバコの販売数量です。数量(本数)で見れば、売り上げや利益と違って為替の概念は関係ありません。

販売数量で見れば伸びているのが分かる

世界全体の販売数量で見ると、従来式のタバコではほぼ前年同期比±0、つまり同じ本数売っています。また、加熱式のタバコでは前年同期比20%の増加です。

つまりMPの販売数量はむしろ増えているのです。販売が落ち込んでいるわけではありません。値下げはしていないので、単純に為替要因が無ければ売上も伸びています。

しかも、落ち込んでいるのはほとんど日本だけです。日本では健康志向のためタバコ離れが進んでいると解説する向きがあります。しかし、私はそうではなく、日本では不景気でタバコを吸えなくなった人、買い控えている人が続出しているのが実態ではないかと想像しています。

それはさておき、日本と一部オーストラリア、ラテンアメリカで売り上げ本数が下がっていますが、それらのマイナスを補うほど、ヨーロッパ、アフリカ、南アジア、東南アジアで売り上げ本数が伸びているのです。

カナダでの集団訴訟のゆくえが気になりますが、タバコ会社はどこでも訴訟リスクを織り込み済みなので、どうにかなるのではないでしょうか。



為替要因を除けばEPSも伸びている

為替差損を除いた調整後の数値で見ると、EPS(1株あたりの利益)は伸びています。

19年通期のEPS見通しガイダンスが下方修正されたのが気になりますが、修正理由は集団訴訟だろうと思います。販売数量が伸びているのに、他に理由が無ければ利益が落ち込むはずがありません。また、今後の為替の動きは誰にも分かりません。

さて、結論としてはフィリップモリスの今回の四半期決算内容は最初に述べたとおりOKです。

タバコ(加熱式を含む)の販売数量が落ちたわけではありません。シェアはむしろ少し伸びています。やはりタバコはドラッグなので、なかなかやめられないし世の中から無くならないのだと思います。

【関連性の高い記事】

タバコが世の中から無くならないのであれば、今後はむしろ利益がどんどん増えると思います。金のなる木です。

フィリップモリスは値が下がればまた買い足す

今のPMの株価は少し割高なので様子を見ていますが、もう少し下がったらまた買い足す予定です。

当然ですが、投資判断は自己責任でお願いします。

ごきげんよう。


【関連性の高い記事】



この記事があなたのお役に立った場合、下の「いいね!」をクリックして頂けると、たいへんはげみになります。

Pocket

【あわせて読みたい】


同じカテゴリーの最新記事5件


「カブとタイ」をいつもお読みいただき、まことにありがとうございます。
著者かぶとたいぞう拝。


記事のカテゴリー/タグ情報

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*