2019年ソンクラン最終日のパタヤ水掛け祭り参戦レポート

かぶとたいぞうです。

昨日はずぶ濡れ覚悟で、パタヤのソンクラン最終日に参戦して参りました。とにかくすごかったです。

ソンクランの凄さというか、楽しさ?をはじめて知りました。どうしてみんながこんなに熱狂するのか、理由を知るいい体験となりました。

とにかく凄い経験でした。参加して良かったです。未経験の方にはぜひおすすめします。でも私はもう2度と参加したくないです。1度で充分です。あまりにもすさまじい体験でした。

残念ながらカメラ(スマホ)は持っていってませんので、レポートは文章だけで勘弁してください。





先ずはソイ・ブッカオを歩く

昨日のブログを書き終えた後、15:30にアパートを出て、サウスパタヤ・ロードに出ました。すでにいつもと違う様子のサウスパタヤ・ロードは、あっちでもこっちでも水掛け大会でした。

大音響の音楽、熱狂する市民、大量の水掛け、みんなビールやウィスキーを飲みながら最終日を楽しんでいる感じです。

道を渡って、「カオマンガイ屋台」の横を通り、ソイ・ブッカオを歩き始めました。ずぶ濡れ覚悟とは言え、ここまで掛けられるか、というぐらい水を掛けられました。

ソイ・ブッカオにはバービア、マッサージ店などが点在するため、ほぼ、それらの店の前には水掛けスポット(タライ、手桶、水鉄砲、大勢の水掛け人)がありました。

またそれ以外に、ホテル、コンビニなども最終日とあって水掛けスポットを設置しており、なんと私立病院の前にも水掛けスポットが設置され、白衣のナースも参加していました。すごいです。

ソイ・ブッカオのLKメトロに到着しました。ここまでソンテウに乗って来ても良かったのですが、ソンテウは水掛けの格好の餌食なので歩いてきました。

イチローマンションのプンプイさんと合流

LKメトロの前で「イチローマンション」を経営する「プンプイさん」の水掛けスポットに参加して、今度は通行人に水を掛ける側にまわりました。やっぱり水を掛けられるよりは掛けるほうが楽しいです(笑)。

昨日は最終日の各地を見物したかったので、「プンプイさん」から機関銃(式の水鉄砲)を借り、セカンドロード~Rコン方面を遊撃してきました。

どこもすごいです。以前よく行った「ニモ」というマッサージ店の店主は放水車をレンタルして通行人に頭から水を浴びせていました。年に一度のお祭りのために、そうとうお金を使っているようです。

LKメトロのブッカオ側出口は泡がたくさん。シャボンを作ってまいています。道が白い泡でうまっています。



セカンドロードのバービア群でゲリラ戦

セカンドロードのバービア群もすごい状態になっていました。わたしは機関銃式水鉄砲を無差別に発砲して、水が無くなると適当な水掛けスポットを襲撃して氷水を略奪するというゲリラ戦法で最前線を進みました。楽しい楽しい。

ソイ・ブッカオをLKメトロまで戻り、「プンプイさん」のカフェで冷たいビールを飲んで休憩。水鉄砲を返し、その後はいつも行く安い食堂へ移動しました。そこでも水掛けをやるから来いと誘われていたのです。

さて、夕方18:00。いつもの安い食堂にはいつもと違って水掛けスポットが用意されています。ここはローカルエリア。ソイ・ブッカオとは少し違います。近所に住んでいる人たちが出てきて踊ったり、互いに水を掛け合います。

老人、青年、若い娘、子供たち、みんな楽しそうです。子供たちは水鉄砲をもって掛け捲ります。

私はいつものチャンビール大を注文して、既にテーブルに並んでいる適当な料理をつまみます。

その間も何回も何回も水掛けの洗礼を受け、顔にパウダーを擦り付けられます。顔にパウダーを付けるのは何か縁起がいいことのようです。

激戦区サードロードを疾走する

20時ごろ、パタヤでできた初めての友人「ソンブン」が、私にバイクの後ろに乗れと言います。「どこに行くの?」と聞いても「いいから」としか言いません。

ソンブンのバイクはサードロードを北に進みます。サードロードはものすごい渋滞です。まるで戦時中です。

大音響、放水。水掛けスポットに群がる大勢の人々が車の前に立ちふさがって通行を止めて、次々に水を掛けたり、パウダーを塗ったりしています。それで渋滞なのです。

バイクがほとんどですが、バイクに乗っている人も何か用事があるのではなく、水を掛けられたくてバイクで通行しているようです。みんな相当酒を飲んでいます。

やっと渋滞を抜けると、ソンブンのバイクは水掛けを振り切り加速していきます。次々に大量の放水、水しぶき、加速するバイク。まるでジェットコースターです。恐ろしい。でも楽しい。私も若いころはバイクに乗っていたので、この感じは楽しめます。

左右に大勢の人、踊る若い女性、踊るおばさん、度の強いウィスキーを一気にあおる男、水鉄砲の子供、バケツの冷水が情け容赦なく頭から浴びされれます。

セントラルパタヤ・ロードまで来た時、私はソンブンに「もうそろそろ帰ろう」と言いました。ソンブンは「OK」と言って、セントラルパタヤ・ロードを左に曲がり、ソイ・ブッカオを南に戻りました。

夜もどっぷりと暮れているというのに、ソイ・ブッカオの水掛けは夕方より激しさを増していました。道の両側に今まで見たこともないくらい大勢の人が群がっていました。ソイブッカオにいる人全員が道に出ているのではないでしょうか。こんな日に部屋になんていられないのでしょう。最終日の夜をみんな全力で楽しんでいる様子です。



知らない人におごられまくりのソンクラン

安い食堂まで戻り、ソンブンにお礼を言ってまた飲みました。夜11時を過ぎてもまだ近所の住民は踊ったり水を掛けていました。お祭りだからなのか、みんな振る舞いがよく、知らない人がどんどん酒をおごってくれるので私はほとんどお金を使いませんでした。

12時近くになり私はさすがに酔ったし眠くなったのでアパートに戻りました。最終日は深夜まで水掛けをやっているようで、帰ってくる間にも相当な水を掛けられましたが酔っているので気にもとめません。

街はまだいたる所で賑やかです。アパートまでたどりつきましたが、アパートの前の焼き鳥屋でも5~6人で宴会をやっていました。私に一杯飲んでいけと言います。ここでもウィスキーを1杯おごってもらいました。私もけっこう酔っており、祝い酒を断る理由も無いので適当におごってもらいましたが、知らない人におごってもらってばかりで恐縮しました。

思えば私は人におごることはあっても、おごられることは今までほとんどありませんでした。いつもおごってばっかり。出してばっかりでした。

それがタイで知らない人から次々におごってもらう。不思議な気持ちです。でも悪い気はしません。

昨日はめちゃくちゃ水を掛けられて、機関銃でゲリラ戦を戦い、顔にパウダーを塗り捲られて、バイクで戦場を駆け抜けて、相当飲んで、酔っぱらって、知らない人にいっぱいおごってもらいました。

今までに無い体験でした。当初は部屋から一歩も出ないで過ごそうと思っていましたが、思い切って外に出て正解でした。せっかくだからなんでも楽しまないとだめですね。

ちなみに今朝は朝の4時半ごろ、のどが渇いて一度起きましたが、街があまりにも静かで驚きました。バルコニーに出てみましたが、もの音ひとつしません。街全体が死んだように静まりかえっているのです。

ソンクラン最終日にとことん遊んで、飲んで、みんな死んだように寝ているのだと思います。

こんなに一生懸命ひとつのことに熱狂して楽しめる人たちって幸せだと思いました。

ごきげんよう。


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著者かぶとたいぞう拝。


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