コーヒーが飲めなかった私が、40年ぶりにコーヒーを飲んだ

かぶとたいぞうです。

実は、私はコーヒーがダメでした。好き嫌いの無い私ですが、唯一、コーヒーだけは飲めなかったのです。ところがつい最近、コーヒーが飲めるようになりました。





コーヒーが飲めなくなった理由

私とコーヒーとの出会いは早く、コーヒー好きの母の影響で小学生のころには既に毎朝飲んでいました。

中学生ぐらいになると、自分でコーヒー豆を買ってきて、本格的にコーヒーを入れるようになりました。

それが、高校に入ったころ、原因不明の腹痛に悩まされるようになりました。原因がコーヒーではないかと言う医者の助言を聞いて、コーヒーをしばらくやめてみました。すると、不思議なことに腹痛がぴたっと治まったのです。

腹痛が治ったと思い、試しにコーヒーを飲んでみると、また腹が痛たくなりました。コーヒーを飲むと必ず腹が痛くなるのです。飲まないと調子がいいのです。

コーヒーを飲むと腹が痛くなる

2年くらいコーヒーをやめてみて、もう大丈夫だろうと思ったころに、久しぶりにコーヒーを飲んでみました。結果はやはり激しい腹痛。しかも、かつてないぐらいに痛く、気を失うかと思いました。その時以来、コーヒーを飲むのを完全にやめました。

コーヒーを飲むと必ず腹が痛くなるような気がして、恐ろしくなったのです。

今から思えば、腹痛は「過敏性腸症候群」、コーヒーがトリガー(腹痛の引き金)になったのは、医者による強い負の暗示効果だったのです。しかし、そのころの私はそんなことは分かりません。ただ、コーヒーを飲むと激しい腹痛に悩まされるので、恐ろしくて飲めなくなったのです。

以来、約40年間、コーヒーを全く口にしませんでした。代わりに日本茶とか紅茶を飲みました。コーヒー牛乳は平気でした。でも缶コーヒーを飲むとやはり腹が痛くなったので飲むのをやめました。



タイでのコーヒーとの再会

それが、つい最近、それもタイでコーヒーを飲めるようになったのです。

昨年の秋、チェンマイに1ヵ月半近くいた時に、40年ぶりにコーヒーを飲んだのでした。

チェンマイでは、最初安いホテルに泊まりながら、アパートメントを探していました。アパートメントが決まるまで、結局5泊くらいその安いホテルに宿泊したのですが、そのホテルのロビーにコーヒーが置いてあり、無料で飲めるようになっていたのです。

コーヒーが飲めない私は、いつも悔しい思いをします。こういうところでは、いつもコーヒーだけ無料です。紅茶とかお茶は無いのです。

コーヒーは、いわゆる「3 in 1」タイプの物で、スティック状の袋の中に、コーヒーと粉ミルクと砂糖が予め入っているタイプでした。これをコーヒーカップに入れて、備え付けのポットのお湯を入れれば出来上がりです。

タイに2ヶ月ぐらい滞在する予定だった私は、既に節約モードに入っていました。この無料のコーヒーをどうにか飲めないものか、と考えました。

今までコーヒーを飲まなかったのは、万が一にも腹が痛くなるのを恐れたからです。腹が痛くなったら仕事ができなくなり、人に迷惑をかけます。

しかし、今は別に仕事をやっていません。腹が痛くなってもいいのではないか。人に迷惑をかけることもないのではないか。

コーヒー牛乳は飲める。それなのにコーヒーが飲めないのはどう考えても変だ。あの時の医者による負の暗示に未だに囚われているだけではないか。

いろいろ考えた末、決意して「3 in 1」タイプのコーヒーを飲んでみました。

腹が痛くなってもいいように、コーヒーカップを持って部屋に戻りました。そして恐る恐る口に含んでみました。久しぶりのコーヒーの味でした。少しずつ飲んでみました。腹が痛くなったらそのまま寝ようと思いました。

飲み終えて10分。ぜんぜん大丈夫です。まったく腹痛の気配はありません。

コーヒーに対する負の暗示からの開放

克服したのです。これでやっと私もコーヒーが飲めるようになりました。もう飲食物で、摂取できない物はひとつもありません。

その後、私はアパートメントに移り、同じような「3 in 1」タイプのコーヒーをスーパーマーケットで買って部屋で毎日飲みました。

あれから半年。今では本格的なコーヒーを毎日3杯くらい飲んでいます。

今もドリップしたモカを飲みながら、このブログを書いています。

40年前ならネルの袋とか紙のフィルターに挽いたコーヒーを入れてドリップしていました。それが今は、ドリッパー型バッグ。コーヒーカップの上にセットしてお湯を注ぐだけで本格的なコーヒーが飲めます。便利な世の中になったものです。



コーヒーは体に良いものになった

40年前は発がん性物質と言われていたコーヒーが、今は体に良いとされ、逆にがんにならない効能があると言う人もいます。栄養学や医学の常識はしょっちゅう180度変わります。

【関連性の高い記事】

コーヒーが体に良いか悪いかは別にして、もともとコーヒーが好きだった私はコーヒーがまた飲めるようになってとても嬉しいです。コーヒーの香りが好きです。

今では毎朝、起きたらまず1杯のコーヒーから1日が始まります。

ごきげんよう。


【関連性の高い記事】



この記事があなたのお役に立った場合、下の「いいね!」をクリックして頂けると、たいへんはげみになります。

【あわせて読みたい】


同じカテゴリーの最新記事5件


「カブとタイ」をいつもお読みいただき、まことにありがとうございます。
著者かぶとたいぞう拝。


記事のカテゴリー/タグ情報

“コーヒーが飲めなかった私が、40年ぶりにコーヒーを飲んだ” への1件の返信

  1. カブトタイゾウさん
    コーヒー飲める様になって良かったですね。
    私はコーヒー中毒ですが何故か缶コーヒーが飲めません。胸やけか胃が痛くなります。今はコンビでドリップしたコーヒーがあるのでとても有り難いです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

*