増配中のPM(フィリップモリス)をさらに買い足した

かぶとたいぞうです。

増配中のPM(フィリップモリス)の株を買い足しました。Jefferiesという米国の大手金融組織がフィリップモリスの先行き不安観測と格下げを発表し、想定株価を80ドルとしたのです。するとPM株は84ドルからとたんに80ドルまで下がりました。私はこれ幸いと80ドルでPM株を買うことができました。

最近は米国株が全体的に上がるいっぽうで買い場を失っていたので、証券関係者のマイナス発言は私には好都合でした。フィリップモリスの株はまだまだ買うつもりだったのです。





PM(フィリップ・モリス)の配当、配当率、増配率

フィリップモリスの7月の税引後受取配当額は1株につき0.91ドルでした。これは私の外国株口座に実際に払い込まれた額です。配当は年に4回支払われますから、このまま推移すると1株あたりの税引後年間配当額は4倍の3.642ドルになります。

1株80ドルで買って、年間3.642ドルの税引後配当を得るなら、配当率は

3.642÷80=4.5525%となります。くどいようですが、これは税引後の配当率です。

前回4月の税引後受取配当額は1株0.8536ドル、年間換算で3.4144ドルでしたので、

年間換算で0.2276ドルの増加、4月の3.4144を分母にとると、6.66%の増配です。

4月 7月
1株配当 $0.854 $0.910
年間配当 $3.414 $3.642
配当率 4.268% 4.553%
増配率 6.66%

 

PM(フィリップモリス)の業績、経営分析

PM(フィリップモリス)は通年でも4半期でも業績は良くなっています。

2018年3月期と6月期の4半期決算を比較すると次のとおりです。

3月期 6月期
売上高 6,896 7,726
税引前利益 2,193 2,919
当期利益 1,556 2,198
一株当り利益 1.00 1.41
有利子負債 34,240 31,073

*EPS以外すべて単位百万ドル、出展:ヤフーファイナンス

ごらんのように、売り上げも利益も順調に伸びており、借金は逆に順調に減っています。非の打ちどころがありません。



どうしてPM(フィリップモリス)の評価が低いのか。先行き不安の原因、Jefferiesの指摘

  1. 米ドル高の影響
  2. 日本での「IQOS」(アイコス)の普及率低迷

フィリップモリスは18年通期の予想業績を下方修正しています。米ドル高の影響を考慮して希薄化後の1株配当額(EPS)を5.02〜5.12ドル(従来予想は5.25〜5.40ドル)に引き下げたのです。

しかし、最低予測の5.02ドルとしても、昨年(2017年)の同3.88ドルに比べてかなりの成長だし、そもそも80ドルの株価に対してEPSが5.02ドルというのは、EPS率が6.3%程度であり、それ自体が恐ろしく高い数値なのです。仮に利益をすべて配当に回したら、6.3%(税引前)の配当率が実現します。

また、ドル高の影響はフィリップモリスの内部要因ではないし、一時的な要因なので、長期投資の私には除外できます。配当をドルでもらう私にとってはプラス要因になりますし、ドル安になったときにはそのぶんフィリップモリスの業績が良くなります。

またフィリップモリスは、日本での「IQOS」の普及率が予想を下回っているとして、増収率を約3〜4%(同約8%)に下方修正しました。Jefferiesが指摘したのもこの点でした。

しかし私はこれもフィリップモリスの手堅い判断だと高く評価しています。

日本は人口減少国家といえども世界人口ランキングでは10位。人口1億人を超える世界でも数少ない国の1つなのです。たばこ産業としては無視できない国です。

その日本の電子タバコ分野では、実は日本たばこが後れをとり、その影響で日本たばこの株は昨年の3600円程度から今年に入って一気に3000円を割るまで下げました。

あまりにも下がったので、衝動買いで400株買ってしまったほどです。

日本たばこはいま、電子タバコで巻き返しの攻勢をしかけてきて、フィリップモリス、ブリティッシュ・アメリカンタバコとともに混戦状態になっているのです。

日本たばこの株も持つ私は複雑な思いですが、お互いに切磋琢磨の最中だと思って楽観視しています。先行きを心配しすぎてもしかたありません。

たばこを吸う人はこの世から無くならないと思っていますから、フィリップモリスも日本たばこも、企業努力を重ねて今後もじゅうぶん利益を出し、配当もしっかり出してくれると思っています。

フィリップモリスの株価は今後も下がっていくかもしれませんが、つぶれないし配当率が高いので、長期投資にむいています。逆に上がりを期待して短期投資をするにはリスクが大きい銘柄です。

フィリップモリスあるいはタバコ業界の株にご興味のある人の参考になれば幸いです。

ごきげんよう。


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著者かぶとたいぞう拝。


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