料理の下手な人はレシピ通りに作って味見もしない、だから失敗する

かぶとたいぞうです。

本当の料理のプロは必ず味見をします。万が一にも失敗は許されないからです。

プロの料理人:kabutotai.net

しかし、世の中には味見をしないで料理を作る人がいます。自称「プロ」の人です。味見をしなくても丁度いい味に仕上げられる事を自慢します。得意満面の笑顔で「プロは味見なんてしませんよ」と言います。



味見もせずに料理を作る人

味見をしないで料理を出す人はレシピに頼っています。

塩小さじ1杯とか醤油50ccとか。あるいはいちいち測らなくても自分で覚えている目分量で味付けします。そして味見をしません。

いつもと同じ分量だから同じ味に決まっていると思っているのです。

味見をしない料理は通用しない

自分で食べる毎日の食事ならそれでもいいですが、人に食べさせる料理ならそれでは通用しません。

味というのは食材や調味料がちょっと変わっただけで変わるのです。もっと言うと、その日の気温や湿度でも変わります。

人に食べさせる料理なら、出す前に必ず味見をしなければなりません。



芸能人料理自慢大会

以前TV番組で「芸能人料理自慢大会」みたいな企画がありました。大きな会場に料理自慢の芸能人が20人くらい集結して、誰が一番おいしい料理を作るか競うのです。作るのは各々の自慢の料理で、審査員は有名料理人や料理評論家などです。

出場者の中に1人の年配の女性の芸能人がいました。私は名前を知りません。色気のある痩せたおばさんです。

味見をしない事を自慢する自称プロのおばさん

その女性は黙々と自慢のチャーハンを作っていました。司会者の質問にその女性は得意げな顔をしてこう答えました。

「プロは味見なんてしませんよ。私はもう何十年も作っているのだから味見なんてしなくても毎回同じ味のチャーハンを作る自信があります」



おばさんのチャーハンは予選落ち

審査の結果、その女性のチャーハンは予選落ちでした。納得のいかない顔の彼女は審査員の前に進み出て、自分のチャーハンを指さきに少しつまんで口にやり、「あっ!」と叫びました。

審査員である有名ホテルのシェフが言いました。

「味はいいです。でもちょっとしょっぱいですね。いつもと環境が違うので味が少し濃くなったみたいですね。おそらくいつも使っている調味料や食材とは味の濃さも違ったと思うし、調理器具が変わるだけでも味は変わります。味見をすれば良かったですね」

おばさんタレントは悔しそうにうなずきました。

醤油はブランドによって濃さが違う

いつも使っている醤油と違うブランドの醤油であれば塩分濃度も食味も違います。食材の中には軽く下味がついているものもあります。そうめんなんかは最初っからかなりしょっぱいものもあるし、ほとんど塩気が無いものもあります。

だから環境や食材が変われば味は毎回確かめなければならないのです。



プロの料理人は何回も味見をする

本物のプロは何回も味見をします。万が一の失敗も許されないからです。

相手は外国の大統領や首相、国賓、大富豪、大先生、貴人たちです。緊張感があります。しっかり味見をしたのに、念には念を入れて出す直前にもう一回味見をします。

いや、本当の料理人なら、相手が庶民でも小学生でも自分の家族や子供でも必ず味見をします。味見をしないものは絶対に出しません。

必ず味見をするのは、相手を尊重しているから

料理を大事にする人には、味に対する真面目さと厳しさがあるのです。料理を出す相手を尊重しているからです。

一人暮らしで朝寝坊したときに自分の食べるぶんだけ急いで適当に作る料理なら、味見はしないかもしれません。

塩っぱければお湯を足したり何かを加え、薄ければ塩をかければいいのですから。食べられればいいのです。空腹を満たすだけの、料理とも言えない料理ですから。



人に出す料理は味見をするのが当たり前

しかし人に出す料理ならば、相手が誰であれ味見をしてから出すのが当たり前です。ましてやプロの料理人なら緊張感を持って味見をする必要があります。

味見を怠るのは相手を軽視している証拠です。

ごきげんよう。


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著者かぶとたいぞう拝。


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