独居老人ばかりになったニュータウン、都心郊外の新興住宅地

かぶとたいぞうです。

タイトルは忘れてしまいましたが、若い頃見たアメリカの青春映画で、女性主人公が彼女の母親を尋ねるシーンがありました。



ジョン・トラボルタとオリビア・ニュートン・ジョン主演の「グリース」だったかも

古い映画です。ジョン・トラボルタとオリビア・ニュートン・ジョン主演の「グリース」だったかも知れません。またはそれと似たような青春映画だったかもしれません。

主人公はしばらく母親に会っていなかったようで、久しぶりに母の住む郊外の一軒家を訪ねます。

主人公女性の母親は郊外に住んでいる

母親が住んでいるのは地下鉄や電車を乗り継いで、結構田舎のようなところです

玄関のチャイムを鳴らすと母親が出てきてビックリします。どうして母親が一人で郊外の家に住んでいるのか、そこが主人公の実家なのか、なんの説明もありません。

主人公は悩みを母親に聞いてもらうために会いに行ったと思うのですが、言い出しません。そんな娘の心中を知ってか母親も何も聞かずにそっと優しく振る舞うのです。

映画の中の1シーンですが、確かそんなような設定でした。



映画を見て私が思ったこと

まだ高校生だった私は、その映画を見て色々なことを思い、感じました。

米国では年寄りがひとりで田舎に住んで、子供が都会に出るんだな。

母親は離婚したのだろうか。米国では離婚して家をもらって一人で郊外に住む母親が多いのかもしれない。

米国人はこんな田舎に家を建てるんだな。娘は子供の頃この家で育って、大きくなって母親を田舎に残して都会に出たのかな。

米国は親子が独立している

日本だったら実家から学校や仕事に通うのが当たり前だ。そして働いて給料を家に入れる。米国はちがうようだ。親子それぞれが独立して生活をしている。

この母親は年をとって一人暮らしができなくなったら、きっと家を売ったお金で老人ホームにでも入るのだろうな。都会に住む娘のアパートへ移って娘と一緒に暮らすことはなさそうだ。



米国には子供が親の面倒をみる習慣は無い

日本と違って米国人には子供が親の面倒をみるという習慣は無いようだな。

米国で起きた事や生活習慣は何十年後に必ず日本でも起きたり当たり前になると言われている。日本も将来はこんな感じになるのだろうか。

米国で起きた事や生活習慣は何十年後に必ず日本でも起きたり当たり前になる

当時高校生の私はそんなようなことを思い、感じたのでした。

あれから40年以上が経ちました。日本は今、まさにその時見た映画の1シーンのようになっています。



日本の郊外の「新興住宅地」も今は独居老人だらけ

私が今住んでいる一軒家はまさに郊外です。バブルの時代、かなりの郊外でないと家は建てられませんでした。公共交通機関でここまで来るには、地下鉄とバスを乗り継がなければなりません。

家を建てた当時は「新興住宅地」と呼ばれました。どこの家にも子供がいました。あれから30年。このへんにはもう子供はいません。住んでいるのは年寄りばかりです。独居老人も多いです。空き家も多いです。

独居老人だらけの郊外の新興住宅地:kabutotai.net

子どもたちはみんな都会に出ていった

どこの家も子供は便利のいい街なかや地下鉄駅近くに住んでおり、めったに新興住宅地には来ません。うちの子も2人とも首都圏で暮らしています。

東京の郊外のかつての「ニュータウン」も同じだと聞いています。空き家だらけでゴーストタウン化した「ニュータウン」もあるようです。空き家だらけの「ニュータウン」にポツン、ポツンと独居老人が住んでいるらしいです。

過疎の村の話をしているのではありません。都心の郊外の「新興住宅地」の話をしているのです。私の家も住所は札幌市です。



子供の世話になろうとは思っていない

私も将来は家を売って老人施設に入るかもしれませんが、子供の世話になろうとは思っていません。子供には子供の生活があり、人生があります。

日本も今、まさに40年前の米国と同じようになっています。

米国と日本、ただ一つの違い

ただ一つ違うのは、米国は今でも出生率が高く人口が増えているのに対し、日本は出生率が低く人口が減っている事です。

人口が減ると郊外の住宅地は見向きもされなくなります。だから空き家が増えるのです。買い叩かれるので家を売っても施設に入るためのお金は作れません。



郊外の一軒家はもう資産ではない

私はそれを承知で、自分一代で住み潰すつもりで一軒家ぐらしを楽しんでいます。もう資産とは思っていません。

今の日本では、家とは別に貯金や株などの金融商品をじゅうぶん作っておかないと老後計画は成り立ちません。

ごきげんよう。


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